- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は2005年に公開された人気シリーズ『ハリー・ポッター』の4作目の映画だ。
- ダニエル・ラドクリフはスタントの多くを自ら行い、オリバー・フェルプスは監督の肋骨を数本折った。
- エマ・ワトソンはこの作品を最後に役を降りることを考えていて、マシュー・ルイスはファットスーツを着ていた。
(以下、敬称略)
シリーズの監督の中には『炎のゴブレット』は2本の映画に分けるべきだと考えていた人も
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を監督したのはマイク・ニューウェルだが、プロデューサーのデビッド・ヘイマンは映画『ハリー・ポッター』シリーズの初めの2作品を監督したクリス・コロンバスに734ページ(英語版)に及ぶこの本をどう映画化すべきか意見を求めた。
コロンバスは『炎のゴブレット』は2本の映画に分けるべきだと考えていたが、スタジオ側とは意見が合わなかったと2021年にHollywood Reporterに語っている。結局、ニューウェルが1本の映画に収まるよう一部カットした。
ワーナー・ブラザースはその後、7作目の『ハリー・ポッターと死の秘宝』をパート1とパート2に分けた。
移動キーのシーンは瞬間移動しているように見せるため、俳優がワイヤーで引っ張られている
移動キー(ポートキー)は『炎のゴブレット』で初めて登場する。
魔法をかけられて移動キーになった物体を触ると、誰でもあらかじめ選択された場所に瞬間移動する。
DVDの特典映像にある舞台裏インタビューによると、この撮影のために俳優たちはワイヤーにつながれ、グリーンのスクリーンに向かって引っ張られたという。
けんかのシーンの練習で、監督の肋骨を折ったとオリバー・フェルプスは話している
炎のゴブレットに自分たちの名前を書いた紙を入れるのに失敗したウィーズリーの双子はけんかを始める。
2022年に放送されたHBO Maxの20周年記念特番によると、ニューウェルはフレッドとジョージをそれぞれ演じたジェームズ・フェルプスとオリバー・フェルプスのけんかのシーンに満足していなかった。
監督は自分がどのようなシーンを求めているのか見せるために、2人のどちらかに自分とけんかをしてみるよう声をかけた。オリバーが名乗り出て挑戦したが、ニューウェルによると、取っ組み合いのけんかを演じている間に肋骨が「何本か」折れてしまったという。
その後は痛みに耐えながらの撮影になったが、ニューウェルは後悔はしていないと語った。
ドラゴンのハンガリー・ホーンテイルは、CGとアニマトロニクスを組み合わせて作られた
三大魔法学校対抗試合の第1の課題でハリーが戦ったドラゴンはデジタルと非デジタルを組み合わせて作られた。
Digital Fixによると、この巨大なドラゴンの頭と胴体の一部(翼を含む)は、2作目の映画に登場したアラゴグとバジリスクのアニマトロニクスのパーツを再利用して作られたという。
ただ、アニマトロニクスは限られた動きしかできないので、コンピューターアニメーションも使われている。