車折(くるまざき)神社、反AIに焼かれる
2025年3月18日、京都市にある車折(くるまざき)神社が、プロフィールアイコン変更を告知。
翌3月19日になって反AIが群がり始め、AI使用罪で焼かれる。
車折神社は「アメノウズメノミコト」を祀った芸能・芸術の神社であり、俳優・声優・VTuber等も参拝している事から、既得権益を考えれば反AIビジネスに舵を切るのが当然という立場なのだが、今回の挙動はなぜか逆である。反AIからするとおそらく「仲間に裏切られた」という認識であり、それが攻撃をより苛烈な物にした。
襲撃の力学の話を除くと、本件が特徴的なのは、「AI絵師」という蔑称まで用いて執拗にAIイラストである事をアピールしたにも関わらず、結局いつも通り反AIが群がって焼かれているという点。
「AI使用を明記していたのに反AIに襲撃された」という事例自体は珍しくないが、ここまでしつこくAI使用をアピールしたにも関わらず全く効果がなかったという事例はおそらく初である。
反AIは以前より、「手描きを詐称すること」ではなく、「AI使用を明記しないこと」を指して「手描き詐称」と呼称し、事あるごとに「AIタグを付けろ」と繰り返してきた(もちろん義務ではない)。そのため、一見すると「AIタグを付けるかどうか」が反AIにとって重大な争点であるかのように見えてしまう。しかし、実際にはAI使用を明記した朗読劇はテロ予告で潰され、ナウルはヘイトのターゲットになり、車折神社は「神様に見捨てられた」と侮蔑されている。つまり反AIにとって、AIタグを付けるかどうかは、実は重大な争点ではないのである。
「AI使用を明記すれば炎上しづらくなる」とか、「明記しても結局襲撃されるから意味がない」とか、そういった議論はこれまでずっと行われてきたが、今回これだけしつこくAIイラストだとアピールしたにも関わらず、反AIが平然と襲撃を開始してしまった事により、「AI使用を明記する事には、反AIを呼び寄せる以外特に効果はない」という可能性がかなり高まった。
本件に言及する上で、どうしても避けて通れないのが、単純にこのイラストのクオリティが低いという事実である。それが原因で襲撃されたわけではないが、クオリティの低さが状況をより悪いものにした。
特に言及されるのが上記の右手部分である。「見えない親指を含めて指が6本」もしくは「本数は合っているが親指の形状が根本的におかしい」という点がよく言及されていたが、親指だけでなく人差し指の形状も小指の形状も相当おかしい。人差し指と中指の間には謎の肉が出現し、指2本と合わせて謎の円形状を形成している。中指と薬指の間に本来存在するべき黒髪は、よく分からない茶色い物体に変貌し、遮蔽のinとoutでラインも一致していない。全体的に爆弾だらけである。
コメント
1先日の手書き絵師の方の中傷への反応もそうでしたが、反AIのターゲットにされた側も無視ではなく直ぐに法的措置を検討するようになって来ましたね