そこにはとあるファミリアのベットで寝ている1人の男の子が居た
「すーすー」
男の子が寝ているベットは別のファミリアだがまだ幼い男の子はとある女神に良く預けられていたいや元々とここのファミリアに拾われた男の子はまるで獣だったがそこで文字を学び世界を知ったそしてとある神の眷属になった
当初は周囲に反対されたが彼の男の子の特異な体質のせいでそうも言ってられなくなってしまう
男の子の肉体はハーフ&ハーフ現在アマゾネス以外の全ての血を引いているのだから
それゆえに全ての得意な性質を持ち合わせているためにまだ幼い子供の体には耐えられない今で生きてこれたとは闇派閥の主神により眷属化されていた為に生きているが送還された為に祝福が消え日に日に弱っていた
それゆえに肉体を強化するために眷属になるしか無かった
なので当初は保護したアストレアファミリアが眷属にする予定だったが男の子はそれを拒否する理由は子供らしく
「お姉ちゃん達と一緒だとずっと子供扱いされる」
それはずっと育てられ大人になりたい年頃だからこそ来る物その為に中立を宣言しているヘルメスファミリアに入団するのであった
男の子はベットで寝ていると突然扉が開き男の子は飛び起きるそこにはアストレア様だったしかしアストレア様は今にも泣き崩れそうになりながらもゆっくりと少年の前に歩く
「……アストレア様?」
アストレア様は男の子の頬をそっと撫でると突然泣き始める
「どうされたのですか?アストレア様!!」
男の子は突然の涙に驚き心配するとゆっくりと口を開き
「皆……との繋がり……が……」
男の子は衝撃の出来事に混乱する
「アッ……アストレア様………じょ…冗談ですよね……お姉ちゃん……達が…死ぬなんて…」
男の子は状況が掴めずアストレア様に投げ掛けるが
「いえ……本当よ………たった今…リュー以外の繋がりが突然消えたわ」
その言葉を聞いた男の子は近くに置いてある装具一式と武器を持ち走りながら魔法の詠唱を唱える
「【私は求む、私の不完全な肉体よ血が歌い血が叫ぶ、私は全てが不完全去れどその全てが私、去れど今はどうかどうか一つになることを許して欲しい、今は一つの種族に】……【獣人】」
男の子は走りながら詠唱を終えると肉体は少し光と闇が混ざり合いながら肉体が変化するヒューマンから狐の獣人の姿にそしてその特性に走り出す
「リュー姉ちゃん……」
男の子はダンジョンに走る……間に合わないと頭の中では分かっているだがしかし走れずには要られなかった汗をかきながら一直線に進む途中冒険者とモンスターとの戦闘に遭遇するがモンスターの全て一撃で仕留めながら進むと17階層主のゴライアスが現れると魔法の詠唱を唱える
「【私は求む、私の不完全な肉体よ血が歌い血が叫ぶ、私は全てが不完全去れどその全てが私、去れど今はどうかどうか一つになることを許して欲しい、今は一つの種族に】……【ドワーフ】」
その言葉により種族が変化まだ幼い姿だが鍛え抜かれた完全なドワーフに変化する
「邪魔!!」
男の子は階層主のゴライアスを殴りつけ片腕を折ると少しの間立ちよろめく
『ヴオー!』
言葉には成立しないが叫んでいたがそれを無視し先に進むと18階層に到着すると既にガネーシャファミリアが今にも出発する光景を見るが男の子はそれを無視し先に進む
「【私は求む、私の不完全な肉体よ血が歌い血が叫ぶ、私は全てが不完全去れどその全てが私、去れど今はどうかどうか一つになることを許して欲しい、今は一つの種族に】……【獣人】」
男の子は魔法を唱えると肉体が痛み直ぐにポーションを飲む
「まだ……まだだ……」
男の子はそう言うと走り出し前に進む事既に1日を立っていたしかし男の子な足を止めないそのまま走り続けると洞窟から声が聞こえたそれはとても弱々しい声だが恐る恐る覗くと
「リュー姉ちゃん……」
そこには全てを失い絶望の表情のリューだった下を向きまるで廃人の姿に男の子は察する
(本当に皆……居なくなってしまった)
男の子なリューの姿を見るがリュー気がつかずゆっくりと抱きつくとリューは気がつき男の子を見てリューは突然泣き始める
「アッ……アリーゼが……輝夜が……ライラ……皆が、わっ……私の目の前で」
その言葉はとても弱々しかったそして久しぶりに口の中から絶望の苦く酸っぱい味が広がるのであった
「あー……こんなにも苦い物だったんだ」
そう言うと男の子は小さい体でリューに抱きつき2人は涙を流しダンジョン中で鳴き声が響きそれを聞いたガネーシャファミリアが救出する
その後リューホームに戻るとアストレア様に会いに行くと言い残こし少年の前から消えた
アストレア様からは一緒にオラリアを出ないか聞かれたが男の子はそれを拒否し1人オラリアに残る事を決めた男の子
「リュー姉ちゃん以外のお姉ちゃん達が……死んじゃた」
そこはかつてアリーゼが好きな高い場所に1人座り込む
「…………何だろうなこの胸の中にぽっかり空いたような感覚は…………」
男の子は1人景色を眺めていると最後にホームから自分の荷物から一冊の本が荷物から溢れるそれはアリーゼが男の子の為に最後に読んでくれた英雄談だった
「アルゴノート…………最初の英雄……」
それは喜劇の英雄談そして始まりの英雄談
「よし決めた」
男の子は何かを決め立ち上がる
「こんなことしてたら輝夜姉ちゃんから殴られるしライラ姉ちゃんからは何をされるか分からないな」
男の子は紙をだしお姉ちゃん達の名前を書き始める
「ライラ姉ちゃんみたいに自分で新しい名前を付けるか……お姉ちゃん達を忘れない為に名前を貰って新しい名前を……いやリュー姉ちゃんは生きてるから外して」
男の子は小さい頭で考えるたくさんの名前で一文字ずつ貰うとしても膨大だったから三人から貰う事にした
「アゴラ?……無いな……ゴアラ?…………ラアゴ?…………アサラ?」
1人ぶつぶつと考える
「よし決めた僕…………いや自分?……我?は無いな」
男の子は次に一人称を考えるが
「お姉ちゃん達みたいに私にしよう」
それは男の子から1人の少年に変わる瞬間だった
「私は……私の名前は……アイク……アイク•レア」
それはアリーゼから
「ワケアリのレベル2のアイク•レアだ改めてましてよろしくオラリア」
それは1人の少年が英雄の卵を待ちそして少年の手助けをする物語アイク•レア
「その為にも力を蓄えないと」
少年はそう言うと知り合いのドワーフから宿を借り代わりにドワーフから料理に必要な食材をダンジョンから採集するクエストを受けると1人ダンジョンに潜るのであった
「さて……フェルメス様が帰って来る前に神様が言う『ケイケンチ』?を貯めないと」