入院患者2人殴り1人骨折 元看護師に有罪判決 京都地裁
京都市内の病院で入院患者2人の顔を殴り骨折などのけがをさせたとして傷害の罪に問われた元看護師に、京都地方裁判所は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
元看護師の中原優介被告(23)は、去年6月、京都市西京区の病院で夜勤をしていた際に、男性患者2人の顔を殴り、92歳の患者にほお骨を折るけがをさせ、76歳の患者にも打撲のけがをさせたとして傷害の罪に問われました。
21日の判決で京都地方裁判所の山口智子 裁判官は「被告は寝つかない被害者がベッドから降りようとするたびセンサーが反応してナースコールが鳴って駆けつけなければならず、他の仕事がはかどらないことにイライラした気持ちを募らせていた。おむつの交換で被害者が強く抵抗してきたことに腹を立て、認知症を患いほぼ無防備な状態の被害者も暴行していて、刑事責任を軽く見ることはできない」と指摘しました。
そのうえで「日常的に暴力をふるっていた事実は確認できず、被害の弁償もしている」などとして、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。