中国に送還のウイグル族は「感謝している」とタイ政府発表、現地紙「PR活動」と非難

タイから送還したウイグル族の男性(中央)と面会するタイ政府視察団のメンバー(左の2人)=20日、中国新疆ウイグル自治区(タイ政府提供・共同、画像の一部を加工しています)
タイから送還したウイグル族の男性(中央)と面会するタイ政府視察団のメンバー(左の2人)=20日、中国新疆ウイグル自治区(タイ政府提供・共同、画像の一部を加工しています)

中国に送還したウイグル族40人の現状を確認するため、タイ政府が中国新疆ウイグル自治区に派遣した視察団が21日、帰国した。視察団はウイグル族が「送還を感謝している」と発表。ただ滞在は3日間だけで、面会した送還者も6人のみ。バンコク・ポスト紙は社説で「大慌てのPR活動」と非難した。

タイ政府は2月の送還後、迫害を招く恐れがあると国際批判を浴びており、米政府は複数のタイ政府関係者へのビザ発給を制限した。

視察団はプンタン副首相が率い、法相や警察高官、メディアも参加。滞在中は中国政府高官らが同行した。報道発表には、20日に面会した送還者の男性(36)が「自由を満喫しており習近平国家主席とタイ政府に感謝している」と証言したことや、中国政府の支援で家を建てたことが盛り込まれるなど、中国側の主張に沿った内容だ。(共同)

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