地方女子はなぜ生きづらい?…働く女性の半数は非正規雇用。変わらずのしかかる家事や育児、介護…「男性よ、傍観者にならないで」
鹿児島県薩摩川内市が開いた男女共同参画などを考えるイベントで、社会学者の上野千鶴子さんが「地方女子はなぜ生きづらいか?」をテーマに講演した。女性が声を上げることが性差別のない社会の実現につながると訴えた。 学歴高いと結婚できない? 地方の女子の行く手阻む「二重の格差」、進学情報少なく経済負担も…都道府県版ジェンダーギャップ指数にもにじむ
サンアリーナせんだいであった生涯学習フェスティバル&男女共同参画フェアの一環。講演は9日あり、上野さんは同市について、議員や管理職などに占める女性の割合をまとめた「ジェンダー統計」がホームページでは分かりづらかったと指摘。市が男女共同参画都市を宣言していることを踏まえて、改善するよう助言した。 日本で働く女性の半数は非正規雇用で、同じ仕事でも待遇が悪いと説明。家事や育児、介護に加えて仕事も担う現代は、かつてより負担が重くなっていると述べた。セクハラ被害を経験した女性政治家が多いという民間の調査を例に、「我慢すれば同じことが繰り返される」と被害者が受忍すると次の加害を生むと訴えた。男性には傍観者にならないでほしいと求めた。
南日本新聞 | 鹿児島
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