500頭以上の動物の行方は?無許可建築で閉園のノースサファリ 動物移送で静岡県富士宮市に相談 市長は難色
2025年 3月20日 18:37 掲載
無許可建築問題で、9月末までの閉園を発表しているノースサファリサッポロ。静岡県の自治体に動物の移送に関する相談をしていたことが、新たにわかりました。
札幌市南区の民間動物園ノースサファリサッポロ。飼育施設などの無許可建築問題が表面化したことを受け、運営会社は9月末までに閉園すると発表しています。
現在飼育されている動物はライオンやゴマフアザラシなど150種類、500頭以上。この動物たちの今後については明らかにされていません。
そんな中、動物の移動先として浮上したのが、世界文化遺産にも登録された富士山のふもとにある静岡県富士宮市です。
ノースサファリサッポロ)
「富士花鳥園に動物を移送したい」
富士宮市によりますと先月5日、ノースサファリ側からこのような相談があったということです。
市内北部にある富士花鳥園は花や鳥と触れ合える観光施設でしたが、経営難のため今年1月から休園しています。休園から10日後、ノースサファリサッポロの運営会社・サクセス観光はこの花鳥園に新たな拠点を置きました。
岩村恵美 富士宮市議)
「事業者は札幌市の行政指導にも応じず、動物園の運営に必要な届け出もなかったという報道である。富士花鳥園の周辺住民から不安の声が上がっている」
花鳥園にノースサファリの動物を移すのか。富士宮市議会でも質問が飛び出す事態に。
富士宮市 湯沢聡 都市整備部長)
「現時点では事業計画や各種届出はなされておりません。2月にこの事業者から事業の方向性についての漠然とした相談があり、その際には開設時の事業内容と異なる事業は認められないものであることなどをお伝えいたしました」
富士花鳥園の敷地を管理する市長は。
富士宮市 須藤秀忠市長)
「いずれにいたしましても困ったことでありまして、お引き受けするような代物ではないというふうに認識しておりますから、現在も札幌で法律違反やってて富士宮に来てまたそんなことされても困りますから厳正にきちっと対応して参りたいと思います」
富士宮市によりますと、先月以降、サクセス観光から連絡はきていないということです。札幌市はサクセス観光に対し、今月末までに動物の今後の受け入れ先や移動先のスケジュールを提出するよう求めています。