承認プロセスのロック機能でクローズしたケースをロックしてみた

承認プロセスのロック機能でクローズしたケースをロックしてみた

承認プロセスでのみ使用できるレコード「ロック」のアクション。これを使って、クローズしたケースをロックしてみました。
承認プロセスのロック機能でクローズしたケースをロックしてみた
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承認プロセスのロック機能でクローズしたケースをロックしてみた
Admin
2020/09/11 11:02:53
※こちらは過去に公開していたブログからの移行記事です。

承認プロセスの「レコードをロック」のアクションと自動承認を利用し、プロセスビルダーにて自動的に承認プロセスを開始させ、特定の選択リスト値に更新されたレコードの編集ができないように設定できないか、検証してみました。

ケースの状況が Closedになった時点で、レコードの編集ができないようにロックする。

設定内容(どこでどのような処理がなされるか)

1. ケースレコードの状況が Closedになると、プロセスビルダが開始される。
2. プロセスビルダのアクションとして承認プロセスが開始される。
3. 承認プロセスが開始されたケースレコードは自動承認され、最終承認時のアクションにてロックされる。

設定手順 ※ポイントに絞って記載します。

承認プロセス - 開始条件

・後ほどプロセスビルダーでこの開始条件をスキップするように設定するので、どのような開始条件でもOK。
 例)ケース:状況 |次の文字列と一致する|Closed 



承認プロセス - 承認ステップ

・「ステップ条件の指定」において、全てのレコードが承認ステップに入らないような条件を設定する。
 例)ケース:作成者|次の文字列と一致する|(空欄)
・「それ以外の場合」→「レコードを承認」を選択。
この設定でこの承認プロセスが開始されたレコードをすべて自動承認させる(承認の手間を減らし、レコード更新に伴ってレコードがロックされるようにする)。

承認ステップに入るレコードはないので、承認者の選択は適当でよい。


承認プロセス - 最終承認時のアクション

「レコードのロック」で「レコードを編集できないようにロックする」が選択されていることを確認する。


プロセスビルダー

・プロセスを開始 → レコードを作成または編集したとき

・条件 → 状況が Closed([Case]Status|次の文字列と一致する|選択リスト|Closed)
・アクション → 承認申請
・承認プロセス → 特定の承認プロセス(作成した承認プロセスを指定)
・申請者 → 現在のユーザ
・このプロセスの開始条件をスキップしますか? → チェックを入れる
※「このプロセスの開始条件をスキップしますか?」のチェックを入れると、承認プロセスの開始条件に関わらず、すべてのレコードが承認プロセスに送信され、ステップ条件の指定により自動承認される。


承認プロセスとプロセスビルダーを有効化し、ケースをクローズしてみると、編集ができなくなっている。

履歴を確認すると、承認プロセスが開始され、ロックされたことがわかる。


参考ページ

◇ Salesfocre >Trailblazer COMMUNITY >ヘルプ > プロセスからのレコードの承認申請
◇ Salesfocre >Trailblazer COMMUNITY >ヘルプ > ロックされたレコードの編集者の指定


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