商談成立時に「完了予定日」が今日の日付になるのを阻止したい

商談成立時に「完了予定日」が今日の日付になるのを阻止したい

商談完了予定日に未来の日付が入った状態で完了にすると、今日の日付に変えてくれます。でも、実は変えてほしくないんだよなぁという場合もありますよね。こちらの方法で回避できます。
商談成立時に「完了予定日」が今日の日付になるのを阻止したい
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商談成立時に「完了予定日」が今日の日付になるのを阻止したい
Admin
2020/07/10 17:00:17
※こちらは過去に公開していたブログからの移行記事です。

そもそもの仕様

商談の完了予定日に未来日が入力されている状態で成立に変更すると、自動的に完了予定日が今日の日付に変更されます。Salesforceのデフォルトの動作です。

解決方法・回避策

「完了予定日」に今日の日付ではなく、もともと入っていた未来日をそのまま保存したい場合は、「PRIORVALUE」関数を使用したプロセスビルダーかワークフロールールを作成し、「今日の日付」で保存された後、前に保存されていた値で上書きされるようにします。

プロセスビルダー

1)プロセスを開始するオブジェクトを追加
・オブジェクト:商談
・プロセスを開始:レコードを作成または編集したとき

2)条件を追加
・条件名:(任意)商談成立
・アクションの実行条件:数式の評価が true になる
・数式の構築:ISCHANGED([Opportunity].IsWon) && [Opportunity].IsWon
       または項目の指定で [Opportunity].IsWon|次の文字列と一致する|Boolean|True
※商談が「成立」したときを指定する。

3)ルール適用時のアクション
・アクション種別:レコードを更新
・アクション名:(任意)完了予定日を前の値にする
・レコード:プロセスを開始した Opportunity レコードを選択
・レコードの更新条件:レコードを更新する条件がない
・更新するレコードの新しい項目値を設定
 項目:完了予定日
 種別:数式
 値:PRIORVALUE([Opportunity].CloseDate )

ワークフロールール

・評価条件:作成されたとき、およびその後基準を満たすように編集されたとき
・ルール条件:商談 成立フラグ | 次の文字列と一致する | True

・ルール適用時のアクション
 項目自動更新
 更新する項目:商談 完了予定日
 新規項目値の指定:数式を使用して新しい値を設定する ⇒ Priorvalue(CloseDate)

参考

◇ Salesforce > Trailblazer community > ヘルプ >ナレッジ > 商談のフェーズ完了時の商談完了予定日の変更について
◇ Salesforce > Trailblazer community > ヘルプ >ナレッジ >商談の完了予定日が今日の日付にリセットされる

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