太陽光発電設備

Ver.3.7.0以降

太陽光発電設備の設置の有無を選択します。
本プログラムでは、太陽電池アレイのシステム容量の合計が 1kw以上 50kw未満の設備を対象としていますが、共同住宅等において、太陽光発電設備を複数の単位住戸で共有する場合、または住戸部分と共有部分で共有する場合は、設置する太陽光発電設備全体で、上記の容量を満たせばよいこととします。
なお、全量売電の場合も、「設置する」を選択します。

また、「設置する」を選択する場合は、基本情報タブで年間の日射地域区分を指定する必要があります。

Ver.3.6.0まで

太陽光発電設備の設置の有無を選択します。
本プログラムでは、太陽電池アレイのシステム容量の合計が 1kw以上 50kw未満の設備を対象としていますが、共同住宅等において、太陽光発電設備を複数の単位住戸で共有する場合、または住戸部分と共有部分で共有する場合は、設置する太陽光発電設備全体で、上記の容量を満たせばよいこととします。
選択要件は、下表の通りです。

「太陽光発電設備」の選択肢および要件
選択肢要件
評価しない、または設置しない 下記のいずれかの場合
  • 太陽光発電設備を設置しない場合
  • 全量売電の場合
設置する 上記以外の場合

なお、「設置する」を選択する場合は、基本情報タブで年間の日射地域区分を指定する必要があります。

売電方式

Ver.3.7.0以降

全量売電を行う場合のほか、太陽光発電設備を設置するが評価しない場合は、「全量売電」を選択します。

方位の異なるパネルの面数

方位の異なるパネルの面数を選択します。

同じ方位に設置する場合でも、太陽電池アレイ設置方式やパネルの設置傾斜角等の仕様が異なる場合は、異なるパネルとして入力します。

パネルの面数が4面を超える場合

設置するパネルの面数が4面を超える場合は、太陽電池アレイのシステム容量の大きいものから順に4面までを評価対象とし、それ以外の面については評価対象外とします。

パワーコンディショナの定格負荷効率

カタログ等でパワーコンディショナの定格負荷効率を確認し、入力します。

その際、カタログ等に力率1.0(100 %)と0.95(95 %)の試験値が併記されている場合は、力率0.95で試験された値を入力します。

複数のパワーコンディショナを設置する場合

複数のパワーコンディショナを設置する場合は、設置するすべての機器の定格負荷効率を比較し、最も低い定格負荷効率の値を入力します。

パワーコンディショナの定格負荷効率とは、JIS C 8961「太陽光発電用パワーコンディショナの効率測定方法」に基づき測定された定格負荷効率をいいます。

太陽電池アレイのシステム容量

「太陽電池アレイのシステム容量」を次の方法により確認し、入力します。その際、小数点以下三位を四捨五入し、小数点以下二位までの値とします。

カタログ等で確認できる場合
JIS C 8952「太陽電池アレイの表示方法」に基づいて測定された標準太陽電池アレイ出力であることを確認します。
カタログ等で確認できない場合
製造業者の仕様書、技術資料等を参考に、下表の JIS 等に基づいて記載された太陽電池モジュールの1 枚当たりの標準太陽電池モジュール出力値を確認し、モジュール枚数分の合計値を入力します。
標準太陽電池モジュール出力の準拠規格
太陽電池の種類条件
結晶シリコン系太陽電池 JIS C 8918、JIS C 8990 または IEC 61215
結晶シリコン系以外の太陽電池 JIS C 8991 または IEC 61646
アモルファス太陽電池 JIS C 8939
多接合太陽電池 JIS C 8943

複数の同じ種類の太陽電池アレイを設置する場合

複数の太陽電池アレイを設置する場合に、次のすべての項目について仕様が同じであれば、それらを1つの太陽光電池アレイとしてみなし、それぞれの太陽電池アレイのシステム容量を合計した値を入力します。

  • 太陽電池アレイの方位角
  • 傾斜角
  • 半導体の種類(結晶系か結晶系以外かの別)
  • 設置方式

太陽電池アレイの種類

太陽電池の種類を選択します。

「結晶シリコン系以外の太陽電池」には、単結晶シリコンおよび多結晶シリコン以外のアモルファス太陽電池や多接合太陽電池が該当します。

太陽電池アレイ設置方式

太陽電池アレイ設置方式を選択します。選択要件は、下表の通りです。

「太陽電池アレイ設置方式」の選択肢および要件
選択肢要件
架台設置形 太陽電池モジュールを、屋根と空隙を設けて間接に設置する場合
屋根置き形 太陽電池モジュールを、屋根と平行に空隙を設けて間接に設置する場合
その他 上記以外の設置方式で、屋根用アレイのうち屋根材一体形の場合、壁用アレイおよび窓用アレイ等の場合
架台設置形のイメージ 架台設置形のイメージ
屋根置き形のイメージ 屋根置き形のイメージ

パネルの設置方位角

下図を参考に、設置方位角を選択します。パネルの設置方位角は、受光面の法線が真南に対し、東回りもしくは、西回りに振れた角度を示しています。

方位角の考え方
方位角の選択肢
方位角の考え方および方位角の選択肢

パネル設置傾斜角

パネルの設置傾斜角(水平面からの角度)を選択します。90度を超える場合は90度を選択します。

尺貫法から換算する場合

尺貫法から換算する場合は、下表を参考に選択します。

「パネル設置傾斜角」の選択肢
および尺貫法からの換算値
傾斜角尺貫法による角度
選択肢換算値
20度 約 16.70 度 三寸勾配
約 21.80 度 四寸勾配
30度 約 26.57 度 五寸勾配
約 30.96 度 六寸勾配