浜松・浦川小で最後の卒業式 壁画完成「一番の思い出」 天竜区佐久間町
24年度末で閉校する浜松市天竜区佐久間町の浦川小で17日、同小最後の卒業式が開かれ、卒業に合わせて学校の思い出を描いた壁画が披露された。卒業生3人と5年生以下の児童4人は壁画の前で記念撮影し、母校との別れを惜しんだ。 児童や同小を卒業した中高生、保護者らが2月初旬から校舎を彩る壁画の制作を進めてきた。壁画には児童が継承してきた伝統芸能「浦川歌舞伎」の演目「白浪五人男」の一場面や、地域で親しまれる五平餅を食べる様子などが描かれている。 卒業後は同町の佐久間中に進学する倉田彩仁佳さんは「地域みんな仲が良く、思いやりのある学校だった。壁画を作ったことが一番の思い出」と振り返った。 同小は新年度から佐久間小に統合される。23日には閉校式を実施する。式典の時間は午前10時から正午までの予定。
静岡新聞社