石破茂総理が新人議員に商品券10万円を配っていた問題。諸外国はJFK暗殺事件の真相だとかでかい話題でいっぱいなのに何としょぼいことか。掘り下げれば岸田、菅の両総理もしていたという。そこで今日は【金権政治と部族社会】について解説し、なぜ土人は金を配るのか分かりやすく説明したい。
まずな、北米にカナダやアメリカができる前から原住民がいただろ。
この原住民には『ポトラッチ』という伝統があってな、相互に贈り物をしていたんじゃ。
これだけ聞くと別に悪い感じはしないだろ。
しかし、カナダやアメリカが出来ると、この慣習は全面禁止される。
なぜかというと、贈り物を送り合うのがヒートアップすると、当然、贈る物が無くなるよな。
そのとき、自分の貴重品を破壊して相手に誇示するんじゃ。
テントなど住居を燃やしたり、馬を殺したり。
それだけならまだ原住民だなあ、で済むが、
更にヒートアップすると、生まれたばかりの赤ちゃんとか、奥さんとか、自分がこの世で1番大切に存在を「破壊する」ということをしだした。
アホだろ。
アメリカ大陸に入植した西欧人たちは、このポトラッチという奇習をかなり研究してな、
フランスの社会学者のマルセル・モースという人が『贈与論』という本を出した。
そもそもそもなんで贈り物すんの?
それは「返礼させ、仮に返礼できない場合は支配下におく」という慣習がある、という。
簡単に言うと親子関係だな。
成人して親より稼ぐようになったら育てて貰った分を返せる人もいるが
たいていは貰いっぱなしじゃろ。
だから、その代償として親の支配下にあるわけだ。
最近話題の毒親だけでなく、善し悪しはあれども多くは親の精神的支配下にある。
その擬似的関係を構築し、有利にしたいからだな。
なので、「贈り物をして返してもらう。返せなかったら支配下におく」という価値観なわけだ。
部族社会では、贈り物は返礼する。
そうして更に富を得て贈り物ができる質的量的な増大をする。
ところが文明社会だと、贈り物の意味が違ってくる。
ローマ皇帝に仕えたセネカという人は、『恩恵について』という手紙を残していてな
「贈り物をした場合、返礼を期待するよりも返礼が無いことを期待すべきだ」と書いてある。
原住民と対照的じゃろ。
なぜならば
「後に危害を加えようとしたとき、その危害の量や質がかつての贈り物の量や質を上回っていたとき、どうか」
と言っている。
面白いよな!
原住民社会は、相手を支配する目的で贈り物をし、
文明社会では、相手から危害を加えられる可能性を減らすために贈り物をするわけだ。
いま、日本はODA(政府開発援助)とか長年して、
北京空港の建設作業をしたり、色々国民の貧困を差し置いてバラマキをしているわけだ。
それは、原住民の価値観で相手を支配しようとしているからなのか
文明人の価値観で相手からの危害を減らそうとしているのか。
後者の目的は全く果たしていないし、
中国の方が金持ちになったから支配するには金の量が少ないので目的を果たしていない。
さて、なぜ金権政治がされるのか、そして現代ではなぜそれが批判されるのか話を戻してみよう。
石破茂総理が商品券を配った相手は身内だよな。
つまり、この時点で文明人における贈答品の目的ではない。
つまり、ポトラッチをして相手を支配しようとする原始性のある贈答行為なわけだ。
簡単に言うと、原始人がなんかしらんが文明社会の代表に就いて、原始部族の慣習であるポトラッチを始めたから、
一般文明人であるワシら日本人からみて「何やってんだあの馬鹿」と思われたわけだな。
ワシらは、日常生活で贈り物をする。お歳暮とかだな。
それは何なのか。お歳暮で相手を支配する、というのかまず無いよな。
でも、突然商取引を切られたり、仲間はずれにされたり、
あらぬ「危害」を回避する目的で、贈答品を送っている、とみれば分かりやすいんじゃないかな。
しかし、オッさんが20代のキャバ嬢に高価な贈り物をするのは、危害を回避したいためではなく、
明らかに支配下においてエッチなことをしたいからだよな。
だから、お歳暮が批判されることはないが、オッさんは批判されやすい。
原始的だから!
金権政治というのはな、原住民がやっとることなんじゃ。土人じゃ土人。
文明社会の価値観とは違う。
そんな総理大臣がまだ日本にいる!
はやく退陣しろ!
みんなの意見を聞かせてな!
ワシが書いた『われ、目覚めよ!』は日本がこのままでいたは本当に危険である理由の解説に力を入れ、ワシの地元、広島弁で書いた。
読んで深く知り、一緒に日本を守ろうな!
amzn.asia/d/0F6WSxq
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