「いつまで寝てるんだ役立たず」
俺が俺であると初めて認識したのは、見知らぬ男の声と腹から来る衝撃と激痛だった
わけも分からず蹴られ、腹から来る理不尽な激痛に口から出る鼻を突き刺すような臭いの液体の臭い、この理不尽のオンパレードを俺は忘れることはないだろう
ここはどこだ?
腹から来る激痛に耐えながら、俺がなぜこうなったか思い出そうとする。しかし、そんなことなどお構いなく俺を蹴り飛ばしたであろう茶髪の男が俺に近づきてきて俺の髪を掴んできた
腹の次は頭から激痛を感じる俺は、茶髪の男にされるがままある一室へと運びこまれた
「ソーマ様、こいつに『
「ぐえっ」
部屋に着くやいなや床に叩きつけられ腕で押され付けられた。俺は身動きできない身体で何とか首だけ動かし、部屋を見回す
部屋の中には酒樽のようなものが数個置かれていて酒臭い部屋だ、そこにボサボサ髪の男が一人何かの作業を黙々としていた
ボサボサ髪の男は茶髪の男の言葉に反応することなく何も言わずに作業を中断し、こちらに近づき男から渡されたナイフで指を切る
そこからたれ出る血が寝そべられた俺の背中に当たる。すると俺の身体、いや背中の部分が温かくなるのを感じた
「ありがとうございますねソーマ様、オラ!いくぞガキ!」
俺を押さえつけていた男は、またも俺の髪を掴かみ上げどこかへ俺を連れて行く
部屋から出ていく瞬間、ボサボサ髪の男が紙を見ていたのを見たが、その時の俺は髪が引っ張られる痛みと困惑にそれどころではなく気にもとめなかった
後々知ったことだが、あれは「ステイタス」と呼ばれる自身の身体能力などが書かれた紙だったらしい
俺は髪を引っ張られながら、なぜ自分がこんな酷い目に遭っているのか、自分がこの先どうなってしまうのか、そもそもここはどこなのか、疑問や困惑、不安などが頭を駆け巡るのだった
茶髪の男と黒髪の小さな男が部屋から出ていくのを見つめていた神トーマは、扉が閉まると先ほど自身が恩恵を授けた小さな男のステイタスが書かれた紙を見るが、直ぐに視線を中断していた酒造りへと移しステイタスの書かれた紙を床へと放り投げた
◯◯◯◯◯◯
Lv.1
力: I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【】
【】
【】
《スキル》
【憧れへの渇望】
・早熟する
・憧れに届くまで持続
・戦闘時に効果上昇
【
・「気」を扱うことができる
・自動で攻撃を回避する
・自動で攻撃を行う
・神の気に対する耐性
・発動時ステータス向上
これは知らぬ間にダンまちの世界に転生したダンまち未プレイ、身勝手大好きの男が神の御業を極め英雄(ヒーロー)になるまでのお話
───────────────────
こんなに盛って良かったんだろうか……まぁ良いか
作業は身勝手の極意・兆が好きです。