開発秘話vol.01レンジファインダースタイルと富士フイルム、そしてGFX

2025.03.20

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開発秘話vol.01レンジファインダースタイルと富士フイルム、そしてGFX 

(開発者、写真家インタビュー映像をインサート) 

「ラージフォーマットをレンジファインダースタイルにできれば、新しい世界が開けていくはずだ」 

2017年のGFX 50Sから始まったラージフォーマットの歩みは進化と言っていいものだった。画素数を引き上げ、レンズのバリエーションを増やし、フィルムシミュレーションやエフェクトなど独自の機能を充実させてきた。 
ユーザーが増え、使われるシーンが増えていくうちに、GFXシリーズの高画質をいつでも持ち歩きたいという新しい要求が生まれることになる。そうして次なるフェーズとして探索が始まった。 

富士フイルムにはX100シリーズという最高のロールモデルがある。いつでも持ち歩けるサイズ、肌身離さず身につけたくなるデザイン、操作すること自体が喜びになる操作系。一眼レフ全盛期にデジタルカメラ業界に大きな衝撃を与え、その基本コンセプトはX-ProシリーズやX-Eシリーズへと広がり高い評価を受けている。 

根幹にレンジファインダースタイルがあることは言うまでもない。ボディ端に寄せられたファインダーを覗く姿は、撮影者を最も美しく見せると言われている。ボディ一体型によって小型化されたレンズ、静かに環境に入り込む親密さ、フレームの外を参照していくアクティブな撮影、カメラバッグを選ぶことなくどんな服にもどんなシーンにも馴染むスマートなスタイル、そのどれもがレンジファインダースタイル特有の魅力だ。 

フィルムの時代から富士フイルムには多くのレンジファインダースタイルのカメラがあった。富士フイルム初のカメラであるフジカシックスIA(1948年発売)にはじまり、有名なものを挙げるとGA645(1995年発売)、GX617(1993年発売)、TX1(1998年発売)、GF670(2009年発売)など、いずれも他のカメラでは埋められない領域を満たし、愛され続けている。 

富士フイルムの長い歴史の中で、主軸であったフィルム製造では多数のフォーマットへ供給を担ってきた。レンズ製造においても、35mm判、中判、大判、すべてを手がけた稀有なメーカーとしての実績もある。カメラに至っても、オリジナリティ溢れるフォーマットのカメラを発売してきた。そこで蓄積されたノウハウを注ぎ込むことができれば、写真の総合メーカーとしてヘリテージに新たな輝きを与えることができるかもしれない。 

いつでも持ち歩きたくなるサイズ感とデザイン、手にするたびに喜びを感じる操作系、そしてヘリテージから再生産される新たな輝き、それをGFXで実現したい。 

そうしてGFX100RFのコンセプトと基本スタイルが決まった。