2025年3月15日 05:00 | 無料公開
布施小学校で最後の卒業生となった児童8人=14日、御宿町
児童数減少のため今月末に閉校する御宿町の布施学校組合立布施小学校(児童19人)で14日、最後の卒業式が開かれた。卒業証書を手渡された6年生8人は寂しさと中学生への期待を胸に、6年間過ごした思い出の学びやを巣立った。
1~4年生11人や保護者、原宏町長らが見守る中、体育館で行われた式では、名前を読み上げられた卒業生が一人ずつ壇上に上がり、卒業証書を受け取った。吉野英樹校長は式辞で「思い出の一つ一つが皆さんの成長の足跡であり、宝物。8人の飛躍を心よりお祈りする」と呼びかけた。
在校生の思いのこもった別れの言葉などを受け、卒業生が卒業ソングを合唱。温かい拍手を浴びながら旅立ちの時を迎えた。式後、校門前で担任教諭に記念品を渡して感謝を伝え、教室や校舎の前で記念撮影をして別れを惜しんだ。
下級生から花束を受け取った君塚暖花さん(11)は「懐かしい場所がなくなることは寂しいが、6年間楽しかった。たくさん思い出がある。この学校に通えて良かった」とはにかむと、石井詩多さん(12)も笑顔で「最後の卒業生というのは何かすごいイメージ。6年間は長いようで短かった。中学生になっても頑張りたい」と決意を述べた。
全国的に珍しい一部事務組合による組合立小として、御宿町といすみ市によって運営される同校は、1874(明治7)年1月の開校と歴史が古く、今年1月に創立151周年を迎えた。この日の卒業生8人を含め、これまで約2900人が校史を刻んできた。