北上市 大学新設2030年目指す 基本構想取りまとめ
工学系の大学の新設を目指している北上市で、有識者委員会が開かれ、名称を「北上市立工科大学」とし、2030年の開学を目指すことなどを盛り込んだ基本構想をまとめました。
半導体関連産業の集積が進む北上市では、全国的に人材が不足する中、高度人材の育成や若者の流出抑制などのため、工学系の4年制の市立大学の新設を目指しています。
18日、学識経験者や地元の商工関係者などからなる委員会の会合が開かれ、基本構想の案が示されました。
案では、大学の名称を「北上市立工科大学」とし、1学年の定員は120人、工学部の単科大学で、3年次からは半導体やロボット、AI、データサイエンスなどの専門知識を学ぶ4つのコースを設けるとしています。
また、2030年の開学を目指し、2034年には大学院も設置することなども盛り込んでいます。
委員らから、留年せずに長期留学ができる柔軟な制度が必要だとか、ほかの大学との差別化を図っていかないと定員は埋まらないといった意見が出されました。
その上で委員会としての基本構想をとりまとめ、八重樫浩文市長に手渡しました。
八重樫市長は「差別化も含めてしっかり議論し、設置の可否を判断していきたい」と話しています。
市では大学設置の可否を市議会に諮ったうえで、来年度から文部科学省への大学設置の認可申請に必要な基本計画の策定に着手することにしています。