【今だから明かす あの映画のウラ舞台】文芸編(中) 豪華俳優陣で大成功「火宅の人」 不倫スキャンダルも 大作路線の始まり (2/2ページ)

2016.07.01

いしだあゆみは「火宅の人」の演技でブルーリボン賞の主演女優賞に輝いた=1987年2月
いしだあゆみは「火宅の人」の演技でブルーリボン賞の主演女優賞に輝いた=1987年2月【拡大】

  • <p>「火宅の人」(DVD発売中、2800円+税、販売:東映、発売:東映ビデオ)</p>

 おかげで大ヒットし、この年の映画賞を総なめに。作家、檀一雄の再評価にもつながった。

 この成功から大作路線が敷かれ、歌人の与謝野晶子を描いた吉永小百合の101本目主演作「華の乱」(88年、深作欣二監督)も生まれた。

 しかし思わぬ“火宅の人”がスクープされた。深作と松坂の不倫報道だ。当時、松坂は松竹所属のため、高岩常務の預かり扱い。宣伝部も神経を尖らせていた。何かあってはいけない。

 「ところがある日、赤坂のホテルで2人が密会しているところをマスコミに嗅ぎつけられた。深作監督は緒形さんのマネジャーと策を練った。深作監督はルームサービスを呼び、部屋前のカメラマンを煙に巻く隙に無事、厨房から脱出した」

 取材陣はまんまと出し抜かれ、そのときはフォーカスされずに済んだ。しかし、2人の騒動は松坂も出演した「華の乱」の撮影現場まで続くことになるのだ…。 (敬称略)

 ■福永邦昭(ふくなが・くにあき) 1940年3月17日、東京都生まれ、76歳。63(昭和38)年、東映に入社。洋画宣伝室や宣伝プロデューサー、宣伝部長、東映ビデオ取締役を経て、2002年で定年退職。一昨年、「日本元気シニア総研」に参加し、研究委員、シニアビジネスアドバイザーの資格を取得。

 

芸能注目ニュース

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。