ステランティス、経営陣刷新 新CEO探しは上半期中に決着
米クライスラーなどを傘下ブランドに持つ欧州自動車大手ステランティスは3日、組織再編の一環として、経営陣の交代を発表した。写真は同社のロゴ。パリ近郊で昨年9月撮影(2025年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[ミラノ 3日 ロイター] - 米クライスラーなどを傘下ブランドに持つ欧州自動車大手ステランティス(STLAM.MI)は3日、組織再編の一環として、経営陣の交代を発表した。同社は昨年12月、タバレス最高経営責任者(CEO)の前倒し辞任を発表していた。
エルカン会長が率いる暫定執行委員会は声明で、タバレス氏の後任探しは「本格化している」と強調。その上で、今年上半期中には結論が出るとの見通しを改めて示した。
同社は、北米事業の責任者アントニオ・フィローサ氏がグローバル最高品質責任者を兼任すると発表した。同氏はCEOの後継候補の1人と目されている。
フィローサ氏は「ジープ」ブランドのCEOからは外れる予定で、その後任にはボブ・ブロダードルフ氏が就くとみられる。
「プジョー」ブランドではアラン・ファベイ氏がリンダ・ジャクソン氏と交代し、CEOに就任する。 ステランティスは組織再編計画の一環として、ネッド・キューリック最高技術責任者の下、ソフトウエアとエンジニアリング部門を統合することも明らかにした。
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