今回は、合同酒精が発売する香薫ハイボールを飲んでみます。

悪名高きブランドのハイボール

香薫は合同酒精のウイスキーのブランドですが、かつてはイオンのトップバリュのウイスキーのOEM元で、その不味さからネットでも話題になりました。


kokun_high1そんな香薫ブランドから発売されたのが、今回採り上げるハイボール缶です。

ラベルには「3年貯蔵スコッチウイスキー原酒使用」と書かれていて、公式サイトでも「香り薫る、まろやかブレンド"をコンセプトに、厳選した原酒をブレンドすることで、ハイボールに最適な味わいに仕上げたウイスキーシリーズのハイボール缶です。」と書かれています。

しかし成分表示の最初には「スピリッツ(国内製造)」と書かれていて、グレーンウイスキーを使ってない点でやはり怪しさを感じてしまいます。

一方で酸味料と香料が加えられているので、レモン汁を加えたような香り、味を加えているのではないかと察せられます。

テイスティング

飲んでみると、先にサクランボの香りが広がり、奥からミカンの香りが続きます。
味わいは特に雑味もなく、ほのかに酸味が広がり、甘さもそこそこ感じられる印象です。

特別不味いわけでもなく、ハイボールとして飲むには問題ない印象です。
とはいうものの、香料と酸味料によって、原酒自体の雑味をフィルタリングしているとも考えられるので、うまいウイスキーを使っているという感じではないです。

アルコール度数は7度で、350mL缶が170円、500mL缶が240円です。
実売だと350mL缶で120円程度なので、かなり安売りされている印象です。

<個人的評価>

  • 香り C: サクランボ、ミカンの香りが広がるものの、ウイスキーらしさはあまり感じられない。
  • 味わい C: 酸味がほのかに広がり、甘味も感じる。雑味はほとんど無い。
  • 総評 C: ハイボール缶としては悪くはないが、ウイスキーかと言われると...