福岡県小竹町の3小学校で閉校式、4月に統合「みらい小学校」に
児童数減少に伴い、本年度末で統廃合される福岡県小竹町の3小学校で16日、閉校式があり、在校生や卒業生、地域住民が学びやとの別れを惜しんだ。
3校は1874(明治7)年創立の小竹南小(141人)と小竹北小(61人)、1955(昭和30)年創立の小竹西小(49人)。4月からは、同町勝野の現在の小竹南小校舎を活用し「小竹みらい小学校」として開校する。
このうち、小竹西小の閉校式には約100人が参加。須堯豊年町教育長が「閉校は歴史の始まり。より豊かな学校生活が過ごせると期待する」とエールを送った。
創立から70年の間に2023人が卒業。最後の卒業生となった6年の国広晴さん(12)は「小竹西小で学んだ思いやりの心を大切にし、周囲の人に優しさを伝えていきたい」とした上で、「3校の新しい仲間と一緒に力を合わせ、新しい伝統を築いていけるよう頑張っていきます」と後輩たちの思いを代弁した。
式では校旗返納や、同小で60年以上続いてきた「鼓笛隊」の演奏を披露。最後は全校児童で校歌斉唱した。4年の堺さくらさん(9)は「寂しいけど新しい学校でいろんな友達が作れるのが楽しみ」と期待を寄せた。
(岩崎さやか)