タイプ産地
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タイプ産地 (- さんち)とは、タイプ標本が採集・観察された地である。「模式産地」や「基準産地」「基準標本産地」「タイプロカリティ」とも呼ばれる。
概要[編集 | hide all | hide | ソースを編集]
シンタイプが同じ地で採取された場合はそこがタイプ産地である。別々の地で採集された場合はその場所全てがタイプ産地となる[1]73.2.2。
タイプ産地は記載論文内で書かれることが多い。然し、記載されたことによってタイプ産地で乱獲が行われた事例が報告されており、「標本のラベル参考」とだけ書かれる場合もある。
ネオタイプが指定される際にはタイプ産地もしくはその近くで採集された標本が使われることが多い[1]76.3。タイプ産地で採集された標本は「トポタイプ」と呼ばれる。
タイプ産地は生物分類学的に重要であり、保全することが望ましい。
その他[編集 | hide | ソースを編集]
- タキヒラマキガイは記載後80年間も報告が無かったが、2018年タイプ産地で再発見された。
出典[編集 | hide | ソースを編集]
- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 動物命名法国際審議会 & 日本分類学会連合 (1999). ‘‘国際動物命名規約 第4版 日本語版’’.