コンテンツにスキップ
現在第四回執筆コンテストの投票期間中

オンセンクマムシ

提供: 知木ペディア
Last 5 Pages Viewed: オンセンクマムシ
オンセンクマムシ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 緩歩動物門 Tardigrada
: 中クマムシ綱
Mesotardigrada
: オンセンクマムシ目
Thermozodia
: オンセンクマムシ科
Thermozodiidae
: オンセンクマムシ属
Thermozodium
: オンセンクマムシ T. esakii
学名
Thermozodium esakii
G. Rahm, 1937
和名
オンセンクマムシ (温泉熊虫)

オンセンクマムシとは、クマムシの一種である。

形状[編集 | hide all | hide | ソースを編集]

真クマムシ綱異クマムシ綱の中間の形状を持っている。

肢は関節で折れ曲がる。

顕部に感覚毛を持つ。咽頭は真クマムシ目に、乳頭はオニクマムシに似る。

分布[編集 | hide | ソースを編集]

日本固有種長崎県雲仙温泉から記録がある。

分類[編集 | hide | ソースを編集]

1937年ジルベルト・ラーム (Gilbert Rahm)によって新種記載された。ラームはオンセンクマムシを独立した「中クマムシ綱」とした[1]

しかしながら、ホロタイプが現存せず、その後も再発見されていない。ラームは論文内で研究者を罵ったり、自分を誇大に主張したりするなどから、捏造の可能性が指摘されている[2]。グレイらは「物的証拠が発見されるまで無効とされるべき」としている[3]

然し、異クマムシ綱のCarphania fiuviatilisは本種とよく似ており、捏造ではない可能性もある。

出典[編集 | hide | ソースを編集]

  1. Rahm G. (December 1977). ‘‘A NEW ORDO OF TARDIGRADES FROM THE HOT SPRINGS OF JAPAN (FURU-YU SECTION,UNZEN)’’. Annotationes Zoologicae Japonenses. 16 (4) : 345-352. DOI:10.34434/za000467.
  2. 野田泰一 (1997年). ‘‘オンセンクマムシは存在するのか’’. タクサ : 日本動物分類学会誌. 2 : 13-15. DOI:10.19004/taxa.2.0_13.
  3. Gary T. G., Johansson C., Chilton G., Kagoshima H., Tsujimoto M., Suzuki A. C. (1 February 2017). ‘‘Gilbert Rahm and the Status of Mesotardigrada Rahm, 1937’’. Zoological Science. 34 (1) : 5-10. DOI:10.2108/zs160109.
Cookieは私達のサービスを提供するのに役立ちます。このサービスを使用することにより、お客様はCookieの使用に同意するものとします。