AI議事録名人

議事録作成の課題をAIで解決。
会議の運営を次のステージへ押し上げたい。

主要プロジェクトメンバー

営業部 部長 S.I.

1989年入社。営業活動で得た知見をもとに、商品企画会議へ提言。

システム開発部 主任 D.A.

2013年入社。「AI議事録名人」プロジェクトのリーダー。

先端技術戦略部 K.H.

2020年入社。東京グループのマネージャー。

次世代技術で、新たな商品開発に挑む。

世の中で行われる、あらゆる会議。それに伴って発生するタスクが、会議中の発言内容や決定事項を記録し、後から振り返りや共有をするための「議事録」を作成することだ。しかし、その作成には多くの時間と労力がかかり、担当者にとって大きな負担となっている。

「もちろん当社でも、議事録の作成は大きな負担になっていました」と語るのは、営業部のI部長。ちょうどその頃、会社では次世代技術を活用した新たな商品・サービスの創出を目的として、先端技術戦略部を新設。次世代技術の知見に長ける東京オフィスのメンバーを起点として、新商品の開発を進める方針が決定した。早速、東京グループのマネージャーを務めるH氏は「今はAIが急速に進化しています。当社も、まずはAIからチャレンジしませんか」と提言。これを聞いたI部長の胸中には、“議事録の課題”と“AIで実現できること”が自然と結びついていたという。「同じ悩みを抱える企業は多いはず。議事録のような文書を作成することは、まさにAIが得意とする分野だと思いました」と当時を振り返る。この意見に商品企画会議でも共感が広がり、「議事録を作成してくれるAI」という商品コンセプトが明確に定まった。

「これまでに携わったことのない技術領域に挑戦するチャンスだと思いました」と語るのは、プロジェクトリーダーに抜擢されたA主任。「商品開発を通じて、先端技術の知見やノウハウを社内に蓄積していく。重要な役割を任された責任感とやりがいを感じました。そして何より技術者として、新しい技術に挑戦できることに胸が躍りました」と笑顔で振り返る。こうして、岡山本社と東京オフィスの二拠点での開発という新たな試みも兼ねつつ、「AI議事録名人」プロジェクトがスタートした。

岡山×東京。二拠点の力を結集し、課題を乗り越える。

しかし「AI議事録名人」の開発には、多くの課題が待ち構えていた。例えば、音声認識の精度だ。会議中の発言を正確に文字起こしするためには、声質や会話のスピードといったさまざまな要因を克服する必要があった。更には会議中の発言が重なった場合の処理や、ノイズの影響をどう抑えるかなど、次々と新たな課題が挙がってくる。「正直、道のりは長いと感じた。試行錯誤の毎日でしたね」と苦笑するA主任。

また、AI議事録名人をSaaS(インターネットを通じて利用するサービス)として提供するにあたり、新たな課題にも直面。「自社商品をSaaSとして提供することは初めてだったので、知見に乏しいところがありました」とA主任は振り返る。「例えば、適切な決済代行サービスを選定することや、そうした外部サービスをどのように商品に組み込むか。調べないといけないことがたくさんありました」

さらに、利用者にとって使いやすいUIにすることも、重要なポイントだった。「どのようなお客様にも使いやすい商品にするために、何度も議論を重ねました」とH氏は語る。「数人程度の小規模な組織で利用されることもあれば、複数拠点で事業を展開するような大規模な組織もお客様として考えられる。そのそれぞれにおいて、どのように利用されるかを具体的に想定しながら、使いやすいUIにしていくことを徹底的に追求していきました」

岡山本社と東京オフィスの各メンバーは、日々のWeb会議等を通じて密にコミュニケーションを取り、お互いに情報共有をしながら、これらの課題を一つひとつ乗り越えていった。こうした取り組みを経て、既存の製品とは一味違う、せとうちシステムならではの商品が出来上がっていった。

NexTech Weekでの反響が、次のステップへの自信に。

「AI議事録名人」は、次世代技術が集結する展示会「NexTech Week 2024【秋】AI・人工知能EXPO」で初公開された。出展に向けてメンバー全員で準備に尽力したが、A主任は当時の心境をこう語る。「AI議事録名人の仕上がりには自信があったものの、AIの技術はものすごいスピードで進化し続けている。他社の展示はもっと先を行っているんじゃないかという懸念が常につきまとっていました」

そんなプレッシャーを抱えながらも迎えた展示会当日。会場には25,000人以上の来場者が訪れ、せとうちシステムのブースは連日多くの来場者を集めた。特にA主任が手応えを感じたのは、来場者から「他のブースでも議事録作成のAIを見たけど、ここまでの機能はなかった」という声を聞いたときだという。「他社製品にはない、当社ならではの価値を生み出せたことを実感し、自信につながりました」と笑顔を見せるA主任。この経験がメンバーの士気を一層に高め、更なる挑戦を加速させる原動力となった。

広がる可能性。AIの力で未来を創る。

その後も「AI議事録名人」は、EXPOの反響を踏まえた改善や機能拡張を図り、更なる進化を続けている。「EXPOで得られたお客様の声は、私たちにとって大きなヒントになりました」とA主任は語る。「お客様の期待を超えるために、これからも改良を重ねていきたい」

そして、こうした商品開発・EXPO出展の経験をもとに、せとうちシステムの挑戦は新たな段階へと歩みを進めている。「AI技術は常に進化し続けている。その力を活用して、これまでにない新たな価値を提供していきたい」と力強く語るH氏。続けてA主任も「AI議事録名人で培った技術と知見を足掛かりに、次のステージの開発を展開していきたい」と熱意を込める。

「AIの力で新しい未来を創る。そんな思いを持って、これからも商品開発に取り組んでいきたい」と話すH氏の言葉に、深くうなずくI部長とA主任。次世代技術によるイノベーションを目指して、彼らの挑戦は続く。