八戸市民病院(青森県)、精神科病棟再開に5年以上 「医師研修に時間必要」
昨年4月から休止中の青森県八戸市の市立市民病院精神神経科病棟について、今明秀病院事業管理者は17日、「精神科医が増えるまでは5年以上かかる」と述べ、再開に時間を要するとの見解を示した。同病院が取り組む研修プログラム修了後に医師が残るのが前提という。市議会予算特別委員会で伊藤圓子議員(新緑・無所属の会)の質問に答えた。 元院長らが逮捕・起訴された同市の「みちのく記念病院」の事件を踏まえ、精神神経科病棟に関して複数議員が質問した。 八戸市民病院は、県内で精神科医不足が深刻化する現状を受け、2024年度に公立病院として初めて初期臨床研修に精神科専門枠を組み込んだプログラムを創設した。全国募集で24年度に研修医2人を受け入れたが、指導医として予定していた精神科医を含む3人が、研修制度や健康上などの理由から24年3月までに退職。これを受け、現在は精神科枠のプログラムへの追加募集を停止している。 今管理者は初期研修に2年、専門医までに3年間の研修が必要と説明し、「研修医教育から地道に育てることが精神科医を増やす道だとすれば、病棟を始めるにも5、6年は待っていただきたい」と述べた。