才禍の怪物を救いたい


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作:あんころもっち
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全盛期
神の眷属


〜ステータス公開まで。






 

 

 

 

 

 

───ある雨の日、

突如としてオラリオに現れたヒューマンに世界は大きく揺れる。

 

 

 

 人の気配なく、灯りもない。

 そんな路地裏に1人の神が走っていた。

 必要最低限の露出の激しい服、一見すると一目奪われる容姿。

 時間と共に激しさを増す雨足と夜の漆黒の中でも色褪せないその美しさ。

 雨で濡れても消えぬ艶を秘めた金色の髪は、走る少女の動きに合わせてゆらゆらと揺れている。

 

 しかし、彼女は今日も今日とて巡り会ったフレイヤに軽くあしらわれてお怒り心頭中である。

 

「私は絶対下界で『伴侶(オーズ)』を見つけてやるんだから!!」

 

天界にいた時と違って1人を愛することを心に決めている彼女の名は三大美神が1人、美の神アフロディーテだ。

 

「フレイヤもイシュタルも魅了で眷属を作るなんて

 アイタタタタ女神なのよ!

 純愛を知らないだなんて、神生2000パーセント損してるっての!!」

 

非常に高慢ちきで、それに反してヘタレかつ小者感が強いポンコツであるが故に、いつもコケにされる彼女はいずれ訪れる反撃のチャンスを待っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー日が沈み始めた頃にポツポツと降り出した雨は次第に強さを増し、大きな水溜りが足元を濡らす。頭の上で両腕を交差し、少しでも雨から身を守ろうとするが、己の小さい身体では全く意味をなさない。幾分でも早くホームへと足を必死に動かすが、まだまだ先は長い。既に全身は雨に濡れてしまっている。急ぐ意味はもうないにも関わらず走っているのは、美の神としての意地だ。

 

「―――っまったくもうっ!なんなのよ!!」

 

 苛立ちを紛らわすように、激しさを増し続ける曇天へと向け鬱憤をぶつけるが、逆に開いた口の中に雨粒が大量に入り、恥ずかしくなる。また、足下にある大きな水溜りに足を滑らせバランスを崩す。咄嗟に地面に手をつき何とか転がるのを防ぐ。

 

「なによ!究極至高の美を司る私になんて酷い仕打・・・・ち?」

 

 と、言いかけた時だった。

 倒れる寸前、顔が地面につくぎりぎりの位置で何とか踏みとどまった少女の視界には、自分と同じ髪色をした少年を捕らえた。

彼女は立ち上がり、怪しげに目を細めながら我を忘れ少年に近づき観察する。

そして、小さな少女は確信する。

これが運命なのだと・・・

 

 

 アフロディーテには、フレイヤのようなアルカナムとは違った特別な力がない。しかし、彼が持つ存在値は彼女の目には明らかだった。

 彼が持つ英雄たる器があまりにも大きすぎたためだ。

 

 雨降りしきる中、彼女は時間を忘れ運命との出会いに感謝しこれから彼と紡ぐ物語に心を躍らせる。

 

 

 

「―――っ!そうだ。初めての、私の初めての眷属(純愛)にする。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★

 

トラックに轢かれて気がついたら路地裏にいた。

腰に刀が納刀されてる。白の和服の上に水色の羽織を着ている。

前と違って身体が小さすぎる。

 

しばらく情報処理をしてたら

黒装束着ている集団に襲われた。

抗えるだけ抗おうと腰から剣を抜いたと同時に身体が動いた。

まるで熟練の武士に体を乗っ取られたかのように鮮やかに敵を突く。

「いやなにこれ・・・」

他人の血は初めて見た。気分が良くない。

 

とりあえず逃げよう。そう決めてこの灯りもない薄暗い路地を進む。

必死に逃げる。日が沈む頃には雨が激しくなりこのあまりにも激動の時間に対する恨みが増幅していく。

 

体力の限界が近い。自分はこのまま訳が分からぬ状況のまま死ぬのか、と考えていたところ、前から水溜りをパシャパシャと走る小さなシルエットが見える。

 

 

 

 

       あぁ我が身に幸あらんことを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★

 

私は将来の伴侶であり、最初の眷属(予定)をホームに運んだ。

そして彼の10歳前後の女の子のような顔を見ながら1日が経とうとしていた。

 

「っわぁ!ど、どこだど、こ、うわっぁ!あ」

彼が目覚め、まず状況に驚き、次に私を見て驚く。

 

 

初めての眷属にまず、挨拶を

 

「天地万物森羅万象の美の頂点───

 女神・オブ・ザ・女神!!ザ・モスト・女神!!

 私はアフロディーテ、よろしくね伴侶(オーズ)。」

 

魅了はかけない。私は他の二美神とは違う。

 

「・・・あ、はい。名を思いだせませんが、オーズなのでしょうか?

 とりあえずよろしくお願いします。あと、助けてくださりありがとうございました。何か御礼出来ることがあれば何でも言ってください」

 

 

彼は嬉しそうに返事をしてくれる。

御礼なんぞ1つに決まっている。

 

 

「私の眷属になりなさい!!さぁ、背中を向けてそのまま寝そべるのよ!」

 

そう言うと彼は困惑しながら体制を変え、横たわって背中をこちらに向ける。

 

 そして、取り出した針を自身の指先に当てた。

 プツリと指先に生まれた小さな血の玉を、彼の背中へと滴り落とす。

 彼の背中へと落ちた神の血は、まるで水面に石を投げ入れたかのような波紋を生み出した。

 血が落ちた場所に指を落とした私は、ゆっくりと彼の背中をなぞる。

 そして、左端から文字でも描くように、刻印を施していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───私が刻んだ『神の恩恵(ファルナ)』は異次元だった。

 

 

 

 

 

 

 

アルトリア

Lv.1

 

力 I 0

耐久 I 0

敏捷 I 0

器用 I 0

魔力 I 0

【心眼】G

 

《魔法》

【縮地】

・移動魔法

・無詠唱

・距離はレベルと敏捷に依存

 

《スキル》

英霊追跡(リアリス・リコイル)

・早熟する

・憧憬が続く限り効果持続。

 

《宝具》

【無明三段突き】

・対人魔剣

・防御不能

・威力は能力に比例

詠唱『一歩音超。二歩無間。三歩絶刀。無明三段突き』

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 








アルトリア顔のキャラを自由に組み立てて成長させていくつもりです。
現在の服装と装備は沖田総司。

成長スピードはベル>>主人公>アルフィア

評判良かったら続けます!

皆様の好きなアルトリア顔キャラ

  • アルトリア
  • ジャンヌ
  • 沖田
  • ネロ
  • グレイ
  • モルガン
  • キャストリア
  • セイバーリリィ
  • 謎のヒロインX
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