換気設備の方式

24時間換気に用いる換気設備の方式を選択します。

局所換気設備を設置する場合

局所的に換気を行う設備(例えば、台所、浴室、便所等が対象)については、選択する必要はありません。 なお、局所換気設備が全般換気設備を兼ねる場合は、当該設備の方式を選択します。

複数の異なる全般換気設備の方式を設置する場合

複数の異なる全般換気設備の方式を設置する場合であって、比消費電力を数値入力しない場合は、設置するすべての機器について下表を確認し、比消費電力が最も大きい値の換気設備の種別を選択します。

全般換気設備、ダクトおよび電動機の種別による比消費電力
全般換気設備の種類 ダクトの内径 電動機の種類 比消費電力※
ダクト式第一種換気設備(熱交換型換気設備) 内径を確認しない場合、または内径75mm以上のダクトのみ使用していることを確認できない場合 直流あるいは交流 0.700
内径75mm以上のダクトのみ使用していることを確認できる場合 交流、または直流と交流の併用 0.490
直流 0.319
ダクト式第一種換気設備 内径を確認しない場合、または内径75mm以上のダクトのみ使用していることを確認できない場合 直流あるいは交流 0.500
内径75mm以上のダクトのみ使用していることを確認できる場合 交流、または直流と交流の併用 0.350
直流 0.228
ダクト式第二種または、第三種換気設備 内径を確認しない場合、または内径75mm以上のダクトのみ使用していることを確認できない場合 直流あるいは交流 0.400
内径75mm以上のダクトのみ使用していることを確認できる場合 交流、または直流と交流の併用 0.240
直流 0.144
壁付け式第一種換気設備(熱交換型換気設備) 0.700
壁付け式第一種換気設備 0.400
壁付け式第二種または壁付け式第三種換気設備 0.300

※ダクト式換気設備の比消費電力は、省エネルギー対策による効果率を考慮しています。

「暖房/冷房」タブでダクト式セントラル空調機の「全般換気機能あり」を選択した場合

以下の手順で選択します。

  1. 換気設備の方式で、「ダクト式第一種換気設備」を選択します。
  2. 比消費電力の入力で、「入力する」を選択します。
  3. 比消費電力を、「0.70」(W/(㎥/h)と入力します。
Ver.3.7.0以降

増改築部分を評価する場合には、以下を参照します。

住宅増改築評価マニュアル

比消費電力の入力(ダクト式換気設備)

入力方法を選択します。選択要件は、下表の通りです。

「比消費電力の入力」の選択肢および要件
選択肢要件
入力しない(省エネルギー手法を評価しない、または採用しない) 以下のいずれかに該当する場合
  • 換気設備について特に省エネルギー対策を実施していない場合
  • 省エネルギー対策を評価しない場合
  • 設置される機器の省エネルギー対策が不明な場合
入力しない(省エネルギー手法を採用する)  以下のいずれかの措置について、省エネルギー対策を評価する場合
  • 径の太いダクトを使用する
  • 径の太いダクトを使用、かつ直流モーターを採用する
入力する 比消費電力(設計風量当たりの換気設備の消費電力)を用いて、省エネルギー対策を評価する場合

「入力しない」を選択した場合

「入力しない」を選択した場合は、換気設備の種類、評価手法に応じてあらかじめ定められた比消費電力により計算されます。くわしくは、、こちら(第五章 付録A)を参照します。

省エネルギー手法(ダクト式換気設備)

省エネルギー対策を確認し、選択します。選択要件は、下表の通りです。

「省エネルギー手法」の選択肢および要件
選択肢要件
径の太いダクトを使用する 内径75mm以上のダクトのみを使用している場合
径の太いダクトを使用し、かつDC(直流)モーターを採用する 内径75mm以上のダクトのみを使用し、かつ電動機が全てDCモーターの場合

比消費電力の入力(壁付け式換気設備)

入力方法を選択します。選択要件は、下表の通りです。

「比消費電力の入力」の選択肢および要件
選択肢要件
入力しない(規定値を用いる) 以下のいずれかに該当する場合
  • 換気設備について特に省エネルギー対策を実施していない場合
  • 省エネルギー対策を評価しない場合
  • 設置される機器の比消費電力が不明な場合
入力する 比消費電力(設計風量当たりの換気設備の消費電力)を用いて、省エネルギー効果を評価する場合

「入力しない(規定値を用いる)」を選択した場合

「入力しない(規定値を用いる)」を選択した場合は、換気設備ごとにあらかじめ定められた比消費電力により計算されます。くわしくはこちら(第五章 付録A)を参照します。

比消費電力

比消費電力を次式により計算し、入力します。

比消費電力 = 全般換気設備の消費電力 ÷ 全般換気設備の設計風量

くわしくは、こちら(第五章)を参照します。

複数の全般換気設備を設置する場合

複数の全般換気設備を設置する場合は、すべての機器の「消費電力」の合計値および「設計風量」の合計値を用いて計算します。

換気回数

換気回数を選択します。選択要件は、下表の通りです。

「換気回数」の選択肢および要件
選択肢要件
0.5回/h 建築基準法施行令第 20 条の 7 第 1 項第 2 号の表における「その他の居室」のみからなる住宅の場合
0.7回/h 建築基準法施行令第 20 条の 7 第 1 項第 2 号の表において住宅等の居室において「換気回数が 0.7 以上の機械換気設備を設け、又はこれに相当する換気が確保されるものとして、国土交通大臣が定めた構造を用い、若しくは国土交通大臣の認定を受けた居室」を含む住宅の場合
0.0回/h 建築基準法施行令第 20 条の8第2項に適合し、建築基準法施行令第 20 条の8第1項に規定された機械換気設備の設置が不要となる居室」を含む住宅の場合

換気回数の判断方法については、こちら(第五章)を参照します。

第一種換気設備の有効換気量率の入力

第一種換気設備の有効換気量率」を参照します。

第一種換気設備の有効換気量率

第一種換気設備の有効換気量率を次の方法で確認し、入力します。

還気が給気に混入することのない場合、もしくは熱交換型換気設備を評価しない、または設置しない場合(規定値を用いる)
「1」を入力します。
上記以外の場合
カタログ等に記載の値を入力する場合は、規定された試験方法に基づき測定された値であることを確認します。

準拠規格は、下表の通りです。

定格風量の区分による有効換気量の測定方法
No.換気方式定格風量の区分測定方法準拠規格
1 ダクト式 250㎥/h未満 チャンバ内設置法 JRA4056「全熱交換器 有効換気量試験方法」
2 250㎥/h以上、2,000㎥以下 ダクト接続法 JRA4056「全熱交換器 有効換気量試験方法」
3 壁付け式 - 減衰法 JIS B 8628附属書3 「有効換気量測定方法」

有効換気量率の計算方法については、こちら(第五章)を参照します。