結合レポートの作成
tm
2021/02/12 14:34:43
Salesforceユーザの皆さん、日々Salesforceでレポートをご覧になったり、レポートの作成をされているかと思います。
その中で
・リレーションが別々に紐付いているからレポートも別々に作成しないといけない
・複数のレポートを一緒に見られれば時間の節約になるのに・・
・結合レポートという機能はあるけど、どう使ったらいいのかよくわからない
・結合レポートは、何を結合するのだろう?
などと思ったことはないでしょうか。
今回は結合レポートの作成方法についてお話していきたいと思います。
まず結合レポートを作成する前に気を付けるべき点としては
通常、商談とケースは直接リレーションが接続されておらず、別々のレポートで集計する必要があります。
しかし双方のオブジェクトの共通部分である「取引先」がありますので「取引先」の「取引先名」を共通項目として結合してみましょう。
作成レポートは今月中に作成された商談件数と、ケース件数を結合するレポートです。
※レポートの基本的な作成についてはこちらのブログ
セールスフォースの基本機能 レポート〜入門編〜


※標準レポートタイプのため「ケース」としか表示がありませんが、取引先も含まれています
これで双方のレポートが「取引先名」を共通項目としてグルーピングされました!
・通常のレポートと違うのはレポートタイプ(ブロック)ごとに条件を設定する必要あり
この設定を筆者はよく忘れてしまい、うまく集計できない!と勘違いすること多々

こちらは通常通りレポートに乗せたい項目を設定

ブロックの右側にある「鉛筆マーク」をクリックすると編集が可能です
商談側ブロックには「今月の商談」、ケース側ブロックには「今月のケース」


これで二つのレポートを結合して作成できました!
他にも結合レポートでは、レポートをまたいだ数式の作成(クロスブロック数式)などもあり、これまで集計が難しかったレポート作成も実現できる可能性があります!
ただし結合レポートには便利な機能ですが制限があります。
・ブロックは最大5つ
・グループ化は最大3つ
・バケット項目使用不可
・クロス条件を追加は不可
他にも様々な制限がありますので、詳細は以下ヘルプをご確認ください。
結合レポートの機能
今回は標準オブジェクトで作成しましたが、カスタムオブジェクトでも同じように共通のオブジェクトがあればレポートの結合が可能です。
また1つのレポートタイプをブロック1,ブロック2と配置し、2つの軸でレポートを比較する、といった使い方も可能です。
如何でしたでしょうか。
結合レポートが身近に感じられましたか?
その中で
・リレーションが別々に紐付いているからレポートも別々に作成しないといけない
・複数のレポートを一緒に見られれば時間の節約になるのに・・
・結合レポートという機能はあるけど、どう使ったらいいのかよくわからない
・結合レポートは、何を結合するのだろう?
などと思ったことはないでしょうか。
今回は結合レポートの作成方法についてお話していきたいと思います。
まず結合レポートを作成する前に気を付けるべき点としては
・結合したいレポートタイプ間に共通となるオブジェクトがあるか
になります。この「共通オブジェクトを介して複数のレポートを繋ぐ=結合 」
するのが「結合レポート」になります。
※逆にいうと、共通部分がないレポートタイプ同士は結合できない、ということになります■取引先-商談レポートと取引先-ケースレポートを結合してみよう
それでは早速、取引先-商談レポートと取引先-ケースレポートを結合してみたいと思います。通常、商談とケースは直接リレーションが接続されておらず、別々のレポートで集計する必要があります。
しかし双方のオブジェクトの共通部分である「取引先」がありますので「取引先」の「取引先名」を共通項目として結合してみましょう。
作成レポートは今月中に作成された商談件数と、ケース件数を結合するレポートです。
① 取引先-商談レポートタイプを選択まずは通常通りレポートタイプの選択
商談の件数を出したいので取引先-商談レポートタイプを選択します。※レポートの基本的な作成についてはこちらのブログ
セールスフォースの基本機能 レポート〜入門編〜
② レポートビルダー画面の左上から「結合レポート」を選択し「適用」
③ 「ブロックを追加」を選択
④ 今回結合する「ケースレポートタイプ」を選択し「ブロックを追加」
※標準レポートタイプのため「ケース」としか表示がありませんが、取引先も含まれています
⑤ 「ブロックをまたいでグループ化」に「取引先名」と入力
⑥ 各々のレポートの検索条件を設定
・今月中に作成された商談件数と、ケース件数を設定・通常のレポートと違うのはレポートタイプ(ブロック)ごとに条件を設定する必要あり
この設定を筆者はよく忘れてしまい、うまく集計できない!と勘違いすること多々
⑦ 「アウトライン」から表示したい項目を選択
こちらは通常通りレポートに乗せたい項目を設定
⑧ グラフを追加
今月に作成された商談とケースの為縦棒グラフで取引先ごとに件数を表示してみましょう!⑨ ブロックへの名前の記入
分かりやすく各ブロックに名前もつけてみましょうブロックの右側にある「鉛筆マーク」をクリックすると編集が可能です
商談側ブロックには「今月の商談」、ケース側ブロックには「今月のケース」
⑩ レポートを保存して実行
これで二つのレポートを結合して作成できました!
他にも結合レポートでは、レポートをまたいだ数式の作成(クロスブロック数式)などもあり、これまで集計が難しかったレポート作成も実現できる可能性があります!
ただし結合レポートには便利な機能ですが制限があります。
・ブロックは最大5つ
・グループ化は最大3つ
・バケット項目使用不可
・クロス条件を追加は不可
他にも様々な制限がありますので、詳細は以下ヘルプをご確認ください。
結合レポートの機能
今回は標準オブジェクトで作成しましたが、カスタムオブジェクトでも同じように共通のオブジェクトがあればレポートの結合が可能です。
また1つのレポートタイプをブロック1,ブロック2と配置し、2つの軸でレポートを比較する、といった使い方も可能です。
如何でしたでしょうか。
結合レポートが身近に感じられましたか?
今後ともgilde techよろしくお願いいたします!
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