【検証中】Spring'21 ダッシュボードでもパラメータを設定してデータを絞り込みができるように?

【検証中】Spring'21 ダッシュボードでもパラメータを設定してデータを絞り込みができるように?

パラメータを使って、必要な情報に絞り込んだダッシュボードへ飛べるようになるらしいのですが、うまくいきません。
【検証中】Spring'21 ダッシュボードでもパラメータを設定してデータを絞り込みができるように?
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【検証中】Spring'21 ダッシュボードでもパラメータを設定してデータを絞り込みができるように?
Admin
2023/08/17 18:23:20
パラメータを使ったレポートのフィルタリング。皆さま活用されてますか?「商談レコードのリンクから、商談に紐づく取引先のレポートを開く」などのように、よく表示するレコード画面やホームページに、関連する情報が確認できる(=絞り込んである)レポートにすぐに飛べるようにしたいときに設定したり、各チームで必要な情報が異なり、異なる条件ごとにレポートを作成するとレポートの数が膨大になるため、パラメータで条件を設定するようにし、レポートを管理しやすくするためにも使われますね。
Spring’21からは、ダッシュボードでもパラメータを利用できる、とリリースノートにはあるのですが、

現時点で、プレリリース組織、Spring’21バージョンのSandboxで試してみても、うまくいきません。すみません。

プレリリース組織もSandboxもすべてがそのまま確認できるわけではないので、リリース後にまた検証するつもりでございます。まだ確認できていないことを記事にするのも心苦しいのですが、自分の備忘のためにも記事にました。読者の皆さまで「こうやって試したらできたよ!」という方がいらっしゃったら、教えてください!

とりあえず、リリースノートとヘルプの確認です。

◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE SPRING ’21 RELEASE NOTES >

Save Dashboard Results with Filter URL Parameters

There’s no need to set up the same filters each time you view your dashboard in Lightning Experience. Create a custom URL that includes the filter parameters. Then when you access the URL, your dashboard opens with the filters already set. For example, you can customize your Opportunity Stages dashboard with a different URL for each account or create a custom URL for an account owner or lead source.

Where: This change applies to Lightning Experience in Group, Essentials, Professional, Enterprise, Performance, Unlimited, and Developer editions.
↓日本語訳です。

フィルタリングしたURLパラメータでダッシュボードの結果を保存

Lightning Experienceでダッシュボードを表示するたびに同じフィルター(条件)を設定する必要はありません。フィルタのパラメータを含むカスタムURLを作成します。そのURLにアクセスすると、すでに設定されているフィルターがダッシュボードに表示されます。例えば、商談フェーズのダッシュボードを取引先ごとに異なるURLでカスタマイズしたり、取引先所有者やリードソースごとにカスタムURLを作成したりすることができます。

対象:Group、Essentials、Professional、Enterprise、Performance、Unlimited、およびDeveloperエディションのLightning Experienceに適用されます。
※設定方法の参考先として、1月15日現在でリリースノートは英語版のみのため、英語が苦手な方は日本語版のレポートでのパラメータ設定のヘルプページがわかりやすいかと思います(ほぼ、設定方法が同じです)。

◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >分析 >
Lightning Experience での URL パラメータを介したレポートの絞り込み



どういう手順で設定したか、まとめておきます。

元になるダッシュボードを準備

まずはダッシュボードを開き、「検索条件」で条件に使用したい項目を選択しておきます。


ダッシュボードのURLをコピーしておきます。

URLの最後にパラメータを追加します。
今回は、商談成立(フェーズが Closed Won)した、取引先が「Edge Communications」のデータに絞り込みたいと思います。

まず、これがダッシュボードのURです。
※後半が大事なので、前半の部分は伏せます。

 https://XXXXXXXXX/lightning/r/Dashboard/01ZB0000000l7q1MAA/view?  queryScope=userFolders

最後に「&fv0=Closed%20Won&fv1=Edge%20Communications」を追加します。

 https://XXXXXXXXX/lightning/r/Dashboard/01ZB0000000l7q1MAA/view?queryScope=userFolders&fv0=Closed%20Won&fv1=Edge Communications

こちらのURLをホームページのリッチテキストコンポーネントでリンクに仕込んでみたのですけれど、うまくいかないのです……。



ひとこと

おそらく、Spring’21のリリース完了後にはちゃんと動作するようになるのかな?と予想しておりますが、私が重要なところを見落としている可能性もあります。是非ご指摘くださいませ。

公開:2021年1月15日
更新①:2023年8月17日
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コメント
2021-02-01 Monday
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Spring'21プレリリース環境で確認したところ、ダッシュボードに設定している検索条件値をそのまま指定する必要があることが分かりました。
具体的には、商談用ダッシュボードで
・条件1: フェーズ 選択肢:Prospectingと一致、Qualificationと一致
・条件2: 取引先名 選択肢:Unitedを含む
のダッシュボードがあった場合、
・fv0=Prospecting&fv1=United →動く
・fv0=Closed Won →This filter URL is invalid エラー(選択肢にないから)
・fv1=Oil →This filter URL is invalid エラー(選択肢にないから)
の動作でした。
レポートのURLパラメータによる条件指定が比較的自由だったのに比べ、ダッシュボードは制限が多いようです。
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詳細をブログに書いてみました。
https://sfblog.markhammer.net/entry/2021/02/01/233000
2021-02-02 Tuesday
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Mark Hammerさん
なんと、そういうことだったんですね!
検証の結果を共有いただき、ありがとうございます。