「Noto」フォントがWindowsに標準搭載で「ノー豆腐」な環境に
Windows 10/11に「Noto」フォントが標準搭載へ ~日中韓のWebブラウジングが改善 - 窓の杜
Googleが開発しているフォント「Noto」がWindows10・11に標準搭載されることが伝えられています。
コンピュータで表示できない文字を記号として小さな四角(□)で表現することがあります。「Noto」シリーズはこの□を無くす、あらゆる言語を表示対応できるものを目指したオープンソースフォントです。
「Noto」の名前は、ラテン語で「書く、印をつける、書き留める」といった意味があるようですが、□を豆腐に見立てて「No豆腐を目指す」とかけているとも言われていて、このネーミングセンス大好きです。
実際、2016年にUnicodeで定義されている800言語には対応済みとのことです。AndroidやChromeOSのようにGoogleが開発しているOSだけでなく、世界的な普及度合いからWindowsにNotoシリーズが搭載され、どんな文字でも必ず表示できる「豆腐が発生しない」が当たり前になるのは、フォントやデザインに興味を持っている人にとっては結構大きなインパクトのあることだと思います。
「Noto」シリーズのいわゆるゴシック体「Noto Sans Japanese」と明朝体「Noto Serif Japanese」は搭載されると思うのですが、より期待したいのが、フォントファミリーとして7種のウエイト (Thin 100, Light 300, DemiLight 350, Regular 400, Medium 500, Bold 700, Black 900)を導入してほしいということ。
先日、こんなミニセミナーを地方公務員オンラインサロンで行ったのですが、Windowsに搭載されている標準フォントってウエイトがあまりにも乏しいのです。
役所では、デザインなど一見して効果が見えづらいところには予算が付かないので、行政文書や内製するちらしなどは分かりづらくてたまらないということが頻発しています。
デザインする意識を養っていきたいところですが、Notoシリーズで「フォントを選ぶ」というところからでもはじめていければ、「伝わる」広報への一歩になるんじゃないかな、と。
Windowsの次のアップデートでくるとは言われていますが、多分、職場に来るのは1年後とかそんな感じなのでまだちょっと先ですが楽しみです。


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