まるで朝ごはん…給食費無償化がもたらした負の側面。「放課後の“買い食い”でかえって出費が増えた」家庭も
帰宅後の“ドカ食い”で1年で体重が10㎏増
“未来の投資”に力を入れ、兵庫県でも率先して中学校の給食費無償化に踏み切った伊丹市。「無償化されてから『汁物の味が薄い』と残すようになった」とため息をつくのは、子供が市内の公立中学校に通う父親だ。 「カレーで肉やじゃがいも、たまねぎ、人参などの野菜は使っているようですが、それぞれの分量が少なくルウが多くて水っぽいとか。献立を見ると、具材はほぼ同じで味つけだけ変えて使い回しているように思えます」 空腹時間が長い反動なのか、帰宅後には台所を漁って脂っこいものや濃い味の食品を“ドカ食い”するように。 「カップラーメン2個や500gの冷凍チャーハンをひと袋など、かき込むように食べて部屋に引きこもってしまう。なので、19時ぐらいの夕飯には部屋から出てこず、一切食べません。ただ、朝起きると台所の流しに汚れた食器が置いてあるので、夜中にも食べているんだと思います。無償化から食生活が乱れたことで、1年で10㎏以上も太って肥満体形になっていて健康面が心配です」 取材した保護者の中には、「無償だから“文句を言うな”という雰囲気があって、不満があっても意見を言い出しづらい」と話す人も多かった。 さらに、「食材費の高騰で質が保てないのであれば、給食費の一部負担に戻してもいいからまともな給食にしてほしい」という要望も。 このような保護者と行政の認識の違いは、何が背景にあるのか。いずれにせよ、しわ寄せを被るのは子供たちだ。 取材・文/週刊SPA!編集部 ―[[給食費無償化ブーム]の功罪]―
日刊SPA!