キャンペーンメンバーへ送ったリストメールの開封率はレポートで確認します

キャンペーンメンバーへ送ったリストメールの開封率はレポートで確認します

キャンペーンとメール送信機能、これからますます使いやすく便利に改修されるのでは?と予想しております。
キャンペーンメンバーへ送ったリストメールの開封率はレポートで確認します
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キャンペーンメンバーへ送ったリストメールの開封率はレポートで確認します
Admin
2021/03/18 19:08:25
Salesforceをご利用されていて、メールマーケティングに力を入れたい方は Pardot を取り入れて活用されるかと思いますが、「そこまでしなくても、一括でメールを送って、その開封率やキャンペーンへの参加状態を確認できればいい」という方は、キャンペーン機能でも簡単な数字は見ることができますので、一度こちらを試されてはいかかでしょうか。

キャンペーン機能……、リードと取引先責任者のグルーピングや、それこそキャンペーン情報のメールでのお知らせに使われていることが多い気がします。
実はROI(キャンペーンのコストに対してどれくらい商談が成立し、売上がでたかなど)や商談への貢献度なども分析することができるのですが、細かく分析しようとすると少し複雑な設定になってきますので、まずは顧客や商談獲得のためのキャンペーン活動の内容を記録したり、メール送信を管理するために使ってみるのが無難かと思います。

前置きが長くなりましたが、キャンペーンを使ってみた方から「どれくらいメールが読まれたか確認することができますか?」と聞かれることがありますので、記事にしました。


キャンペーンメンバーにはリストメールが送信できる

キャンペーンレコードを作成後、そのキャンペーンにリード、取引先責任者をキャンペーンメンバーとして関連付けることができます。
※取引先も関連付けられますが、Spring'21リリース時点ではベータ版となっております。


このキャンペーンメンバーに対して、一括でメールを送信することができます。


ドラフト機能や送信日時の指定など、結構便利なのですが、このあたりの詳細については、また今度記事にします。


メールの開封率を確認するには

「拡張メール」を有効化

[設定>メール>拡張メール]の画面を開き、有効化されていることを確認します。


[メール追跡を有効にする]

[設定>機能設定>セールス>活動設定]の画面を開き、[メール追跡を有効にする]にチェックを入れて、【登録】をクリックします。


これで準備は整いました。

いざ、送信。



レポートで開封率を確認します

リストメールの追跡情報は、「HTML メール状況」レポートにのみ表示されるので、当該レポートタイプでレポートを作成し、集計項目で「開封率」を表示させます。
簡単に作り方を書いておきます。
※検索条件などは調整する必要がありますので、ご注意ください。

1.「HTML メール状況」のレポートタイプを選択します。


2.「開封済みフラグ」という項目が用意されているので、レポートに追加します。


3.グルーピングを追加しなければ、カスタム集計項目を作ることができないので、今回は「件名」で行をグルーピングします。


4.「列」の横の「▼」をクリックして、「集計項目を追加」を選択します。


5.集計項目を作成します。
「数式出力種別」は「パーセント」を選択します。
数式は、「開封済みフラグ(合計)」をレコード件数で割ります。


はい、「開封率」のできあがりです!


忘れずに保存します。

ひとこと

キャンペーン機能およびリストメール、あまりお金をかけずにメールマーケティングを行いたい方は、一度試してみてはいかがでしょう。
複雑に使いこなそうと思えば複雑なこともできますが、まずはシンプルに使ってみることをおすすめします。


参考

◇Salesforce >ヘルプ >ドキュメント >営業の生産性 >
すべての顧客についての会社からのメールの開封のメール追跡の有効化
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是非ここで得た知識を業務に活かしてください!
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コメント
2022-09-14 Wednesday
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いつも痒いところに手が届く素敵な記事をありがとうございます。
キャンペーンメンバーのページ以外から送った場合が反映されるのか気になり、「リード」と「取引先責任者」のリストビューからリストメールを送ってみた結果を備忘録として記載させていただきます。
【結論】
リストメールは、どこから送っても「HTML メール状況」のレコードタイプで拾えるようです💡
2022-09-20 Tuesday
0
つけ麺は中太麺派さん
コメントありがとうございます。
また、検証結果も共有いただいてありがとうございます😊