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佐賀県立大、入学者7割弱を県内出身者と想定 県内高校から推薦で半数確保

 2029年4月の開学を目指す佐賀県立大を巡り、学長に就任予定の山口和範・立教大経営学部教授は13日、県内出身者が入学者の7割弱となる想定を明らかにした。県議会特別委員会に参考人として出席し、委員の質問に答えた。

 山口氏は県立大構想を具現化する専門家チームのリーダー。200~300人とする入学定員のうち、県内高校からの学校推薦で半分近くを確保したいとし、「多様性の観点で、県内出身者のみで構成されるのは良くない。場所的にも、福岡や熊本から通おうと思えば通える」と述べた。卒業後の県内就職率について問われると、「具体的な数字は見えていないが、数値目標を掲げたい」と述べた。

 入学試験については「佐賀への思いがあり、県立大のミッションを理解した生徒に入ってもらえるように工夫したい」と強調し、指定校推薦以外の全志願者に面接を検討しているとした。

 (田中早紀)

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