さいたま市長選候補予定者に子どもたちが聞きたいこと

 5月25日に投票が行われるさいたま市長選挙を前に、子どもたちが立候補予定者に聞きたい質問を考えるワークショップが開かれました。

 模擬選挙の体験を通して、子どもたちに主権者意識を持ってもらいたいと「こども選挙実行委員会」が企画し、さいたま市内に住む小学2年生から6年生の12人が参加しました。

 子どもたちは2つのグループに分かれ「公園やプールを守るために、どのような取り組みをするのか」など、さいたま市長選挙の立候補予定者に聞きたいことを考えました。

 そして、話し合いの結果「なぜ市長になりたいのか」「子どもやお年寄り、病気の人をどう守るか」など、4つの質問を選びました。

 子どもたちが考えた質問は立候補予定者に送られ、さいたま市長選挙の投票が行われる5月25日の模擬選挙で、子どもたちが回答をもとに1票を投じることにしています。

埼玉文芸賞 贈呈式

 小説や短歌など文芸の各部門で優れた作品を表彰する埼玉文芸賞の贈呈式が、桶川市のさいたま文学館で開かれました。

 56回目となる今回の埼玉文芸賞には、小説や短歌、それに児童文学など7つの部門に、16歳から92歳までの幅広い世代からあわせて430点の応募がありました。

 選考委員会の委員長を務めた詩人の北岡淳子さんは「15日の受賞を機に、さらに研さんを積むことになると思う。そうした一人一人の研さんが、埼玉の文芸文化を推し進めていく力になる」と述べました。

 最優秀賞にあたる埼玉文芸賞には「詩部門」で原島里枝さんの詩集「常夜灯」が選ばれました。

 選考委員会は全身全霊で言語を運用し、詩的想像力を羽ばたかせようとする作者の姿勢が、そのまま作品になっていると高く評価しました。

 また準賞に12点、若手が対象の奨励賞に県内の高校生の作品3点が選ばれ、日吉亨県教育長から受賞者に表彰状が手渡されました。

 受賞作品は、ことし6月に出版予定の「文芸埼玉」に掲載されます。