愛知・東海市がいじめ報告書を公表 ”学校の対応が不十分”

東海市教育委員会は14日、市内の中学校で3年前、女子生徒がいじめを受けていたことを認定した上で、学校の対応が不十分だったと指摘する報告書を公表しました。

東海市の中学校で3年前、当時1年生だった女子生徒がいじめによって不登校になりその後、転校したとする保護者からの訴えを受けて、調査を進めてきた市の教育委員会が14日、報告書を公表しました。
報告書では、女子生徒が複数の同級生から「こっちを見るな」「うざい」といった悪口を言われるなどのいじめを受けていたと認定しています。
その上で、学校側の対応について、「すみやかに調査を行うことができていれば、教室復帰に向けた支援が可能だったはずだ」として対応が不十分だったと指摘しています。
東海市教育委員会の鈴村俊二教育長は会見で「生徒や保護者の心情に寄り添っていじめであると認識した上での素早い対応が足りなかった。未然防止や早期の対応ができなかったことを大変申し訳なく思っている」と述べました。

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