ダンジョンに師匠(剣)がいるのは間違っているだろうか?


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作:有頂天皇帝
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ベル、演説する


この物語が予定通り進められた使おうと思ってたリゼロのスバルくんの演説を元にベルくんに合うように個人的に書いたものになります。このまま日の目を浴びないのも嫌なので投稿することにしました。


ベル 名言

 

────新たに現れた闇派閥の主力、アンリマユファミリアの出現によってオラリオは絶体絶命の状況に追い詰められていた。アンリマユファミリアは少数精鋭でありながらロキ、フレイヤ、アストレアファミリアの主力たちを打ち倒し不意打ちとはいえかつての最強ファミリアの眷属であるザルドとアルフィアを倒してしまった。これによってオラリオの住民と冒険者たちは絶望し立ち上がる力を失ってしまっていた。誰もが下を向いている中、その声はオラリオ中に響いた。

 

『え、ええっと、コレでみんなに声が聞こえているのかな?ま、マイクテストマイクテスト?ワントゥーワントゥー?』

 

突如幼い少年の声が聞こえてきたのでオラリオの住人たちがつい気になってその声に耳だけを傾ける者もいた。これは本来ウォーゲームを行う際に利用される神の力の行使によってオラリオ中に鏡を出現させウォーゲームの様子をみんなに見せるものを音だけが聞こえるようにしたものであり、これによってオラリオの至る所でベルの声が響いていた。

 

ベル『え、っと、聞こえているみたいで良かったです。その、いきなりこんな放送を初めて驚かせてすみません。今度は何を言われんだって身構えたり、不安になった人が大勢いたと思います。けど、安心してください。今、この放送をしてる僕は闇派閥の人間じゃないです。最初にそれだけは話しておきます』

 

その少年は辿々しいながらもゆっくりと分かるように話を続ける。バベルまでもが闇派閥に乗っ取られてしまったのではないかと不安を抱いている者もいたが、そうではなさそうで一安心して誰もがふぅ・・・と息を吐いた。

 

『その、期待させて申し訳ないんですが、闇派閥の脅威はまだ去ってないんです。バベル周辺安全は確保出来たんですけどまだギルドホームを始めとした一部の施設は闇派閥によって支配されたままです。人質の危険も、闇派閥からの要求もまだ活きてます。ごめんなさい。その事も伝えさせてもらいます』

 

しかし続いて語られた内容を聞いたオラリオの住人たちはその内容にまたもや顔を暗くさせる。第一級冒険者たちが揃っているというのに成し遂げられていないのだからそれがどれほどの絶望かは語るまでもないだろう。それを理解しているのか挫けそうになりながらもベルは話を続ける。

 

『今、みんなはこの放送をどこで聞いてますか?避難所にいる人たちや、ひょっとすると避難所に逃げ込めてない人たちもいると思います』

 

ベルの言う通り、この放送を聞いているのはガネーシャファミリアが用意したバベル周辺の避難所やアポロンファミリアなどを始めとした中規模ファミリアたちのホームなどで聞いているものから、闇派閥を恐れてその場から動けず建物の陰や地下などに隠れている者もいた。

 

『みんな不安でいっぱいなはずです。怖いって膝を抱えたくなる気持ちもわかります。なのに、わざわざ変にみんなの期待を煽るような真似して、何様だって思ってる人もいるはずです』

 

実際ベルの放送を聞いて不満を抱いた冒険者やオラリオの住人は少なくない。希望を持たせるかのように言いながらも実際のところ闇派閥に追い詰められていることしか伝わっていないのだからそれも仕方が無いだろう。

 

『僕は、何様でも何者でもないありません。みんなと同じ、状況に振り回されて、理不尽に押し潰されそうで、ビビッて足が震えてる。そんな弱者です。こうしてみんなに呼びかける役目も、一悶着があって引き受けました。僕には荷が勝ちすぎてるって今でも思ってます。本当ならもっと、こうしてみんなに話しかけるのに相応しい人はほかにいるはずなんです』

 

ベルの後ろで、《勇者(ブレイバー)》フィンが、《猛者(おうじゃ)》オッタルが、《紅の正花(スカーレット・ハーネル)》アリーぜが、《像神の杖(アンクーシャ)》シャクティが静かにベルの言葉を聞いている中、ロキ、フレイヤ、アストレア、ガネーシャ。そしてベルの主神であるヘスティアはその続きを聞くために彼らの近くへと歩んだ。

 

『だけど今、こうして僕が話してます。僕なんかよりよっぽどすごい人たちが、僕がやるべきだって、そう言ってくれてる。そうすることに意味があるんだって・・・』

 

ベルの言葉をアミッドの治療を受けているティオネとティオナが、ヘファイストスの鍛冶場を借りて魔剣を打っているヴェルフがしっかりと聞き逃さないように続きの言葉を待っていた。

 

『・・・僕の声、震えてないでしょうか?人前に立つのなんてやったことがないんです。英雄のように立派なことも言えないし、みんなを引っ張ってくカリスマだって僕にはありません。ファミリアのみんなや師匠がいなかったら弱くて、どうしようもなくて、こんな大一番、今だって逃げたくてしょうがなくて・・・』

 

ベルは声を震わせながらみっともない弱音を吐き出し始めた。しかしそれを誰が責められる訳もなく大人しく少年の声を聴きながら顔を俯かせていた。・・・それは自分の正義を見失いかけているリューもまた同じであった。

 

『何ができるかなんてわからなくて、耳を塞いで頭を抱えて、自分が蹲ってる間に全部解決してくれればなんて他力本願を本気で願って・・・』

 

一般市民たちを守るために闇派閥を警戒しているガネーシャファミリアの団員たちと協力している輝夜たちアストレアファミリアのメンバーやアーディもまたベルの弱音を否定出来ず、自分たちの無力さを実感していた・・・

 

『───それでも、守りたいものがあるから、逃げたくないから戦う。僕はそんなちっぽけな存在です』

 

「え・・・」

 

ベルは深呼吸をしてから決意の表情を浮かべて先程までの弱音を吐いていた気弱な声とは違う覚悟の籠った声で語り始める。それをロキファミリアのホームで聞いていたアイズは思わず顔を見上げてバベルの方へと体を向ける。

 

『もう一度、聞かせてください。この声を聞いてる人は、今どこにいますか?避難所に逃げ込めてますか?自分の家に隠れてますか?冒険者の方々に守られてますか?一人で震えてたりしませんか?誰かと一緒にいられてますか?』

 

ベルの鐘の音のように優しく響く声を聞いて一般市民も、冒険者も関係なくオラリオの住人はその声に耳を傾け周りを見渡し始める。

 

『今一緒にいるのは大切な人ですか?知らない顔でも、この数時間で見知った顔ぐらいにはなりましたか?』

 

ベルの言葉を聞いて避難所にいる幼い姉弟が、自らが忠誠を誓った神と共にいる冒険者が、闇派閥を警戒して周囲を警戒していたリヴェリアとガレスが互いの顔を見合う。

 

『勝手な話だし、難しいかもしれないですけど、お願いだから一人にならないでください。一人でいると、つまらない考えばっかり浮かんでくるんです。僕の経験則です』

 

ベルはかつてアルフィアとザルドが自分の前からいなくなろうとしていた時に2人がいなくなったのは自分のせいだと責めようとした時に師匠の存在がいたから耐えられた。

 

『わかります。だから一人にならないでください。誰かと一緒にいてください。そして――』

 

『そしてできるなら一緒にいる誰かの顔を見てください』

 

「あっ・・・」

 

ベルの言葉を聞いたロキファミリアのホームの片隅で震えていたラウルは思わず隣にいたアキを見る。それはラウルだけでなくオラリオにいるものたち全員がベルの言葉を聞いて、自分の周りにいる人達の顔を見始めていた。

 

『今、誰の顔を見ましたか?大切な人か、それともこの数時間を一緒に過ごした知らない相手?友達って可能性もありますね。・・・たぶん、酷い顔になっていると思います。泣き顔だったり、辛そうな顔だったり、笑ってる顔は無いと思います。いや、もしかしたら心配させないように、健気に作り笑いしてる人はいたかもしれない。いるんなら、それはすごい人だ。』

 

ベルの言葉を聞いてアーディは避難所にいる人達の顔を見た。辛そうな顔、泣きそうな顔、作り笑いを浮かべて紛らわせようとするものなど色々といた。

 

『大切な誰かがもしそうやって笑ってたら、誇りに思っていいんです。そう思った上で、知ってる笑顔を見比べてください』

 

オラリオの中を歩いてバベルへと向かうヘルメスと彼に続くアスフィはベルのその言葉を聴きながら暗黒期に入る前のオラリオと今のオラリオを比べてしまう。かつての活気あるオラリオとは天と地の差もある絶望に染まった今のオラリオに対してヘルメスは言いようがない嫌悪を抱いていた。

 

『――それが、許せますか?僕は許せない。許したくない』

 

続く少年の声は、まるでヘルメスの想いを理解しているかのように力強く響いた。

 

『僕にも大切な家族がいる。大事な仲間がいる。このオラリオで出会った憧れたちがいる。僕はその大切な人たちに、辛い顔や悲しい顔をさせてるあの人たちが許せない。無理に笑顔を作らせるのなんて絶対に嫌だ』

 

ベルの熱の篭った一言一言が冒険者の、オラリオ市民の心に熱い熱を与え、その手に力が篭もる。

 

『ふざけるな。馬鹿にするな。僕の知ってるあの人たちの笑顔は、本当はもっと素敵なんだって声を大にしていってやりたい。負けっぱなしじゃいられない。投げ出しっ放しじゃカッコがつかない。やられっ放しでいいわけがない。間違ってるのはあの人たちだ。間違ってる人たちに負けるのなんて我慢ならない』

 

ベルは闇派閥に対しての怒りを爆発させながら思いの丈をぶちまけ続ける。それを聞いていたアイズはホームの扉を勢いよく開けてバベルへと走り出した。それはアイズだけの話ではなく若い部類に入るラウルたち冒険者たち全員に言える行動であり、それをノアールたち歴戦の冒険者たちは眩しいものを見るかのように笑って見送りながら避難民たちを守るためにその場に残っていた。

 

『あんな奴らに負けを認めるなんてこと、僕はしたくない。逃げたい、けど逃げられない。泣きたい、けど泣いてられない。敵がヤバい、けど負けたくない。だから、戦う。弱いのも、頭が悪いのも、全部わかってるけど戦ってみせる』

 

ベルの覚悟の決まった言葉を聞きながらオラリオに入ってきた3つのファミリアの団員たち、正義という言葉に迷っていたリュー、下界の救済を願って悪になろうとしたエレボス、ベルを探しに来ていたシュウやフィガロたちなどは揃って笑みを浮かべながらバベルを見上げた。

 

『間違ってる。だから、戦う。僕は戦います。――みんなにも、戦って欲しい』

 

ベルが戦うことを決意したのを聞いてそのままみんなにも戦って欲しいと言われオラリオ市民たちと一部の冒険者たちは身体を強ばらせてしまった。

 

『――勘違いしないでください。戦ってほしいって言っても、何も棒で殴りかかれって話じゃないんです。むしろ、そんな無謀は避けてください。徒党を組んで、闇派閥相手に無謀な戦いを挑んでほしいって話じゃないんです。僕がみんなに望むことは、下を向かないでほしいってことなんです』

 

「下を・・・向かない?」

 

ベルの言葉を聞いて避難所にいるリリルカは空を見上げる。曇天のような曇り空は今のオラリオを表すようでとても暗いものだがそれでも下を見るよりも景色がいいと何故か思った。

 

『足元、じっと睨みつけてても何も変わらないんです。だから、顔を上げて、前を向いてください。』

 

気づけばリリルカは視線を上げる。自分の膝小僧でも、隣にいる人の髪でもなく、避難所が見える。気付けば同じように、周囲の人々も顔を上げているのがわかった。目が合い、驚いたようにその目を見開く。皆が無意識に、少年の声に従ってりり顔を上げていいたのだ。

 

『周りを見渡してみたら、きっと誰かと目が合うはずです。それは同じ不安とか、同じ逃げたいって気持ちを抱えてる誰かだけど・・・同じ、負けたくないって気持ちを抱えた誰かでもあるはずなんです。一緒にいる大切な誰かと、そうして今、目が合った誰か。そこに自分も入れて、それだけで三人。場所によってはもっと大勢がいるはずです』

 

リリルカはベルの言葉を聞いて周りを見渡すとそこには冒険者、ギルド職員、オラリオ市民など色んな人達がおりリリルカは彼らと視線が交わった。その瞳に宿る輝きは複雑で、きっとそれはリリルカ自身も同じに違いない。だけれどいつの間にか、ただ恐怖に震えているだけのそれではないようにも思えて。

 

『一人じゃないってことが、それで実感できてくれると嬉しい。一人じゃないって、それだけでわりと力になるもんなんです。大事な誰かの、悲しい顔が見たくない。目が合った誰かに、格好悪いとこ見られたくない。そんな薄っぺらで弱っちい意地っ張りが、まさか僕だけってことはないですよね?』

 

「――――」

 

訴えかける声は、呼びかけてくる声は、人々の勇気を奮い立たせようとしている。

なのにアミッドには、少年自身が助けを、縋るものを求めているように聞こえた。

そうして、今さらのように気付く。

少年の心持ちは、この放送が始まった瞬間から一度だって変わっていない。

弱い自分を、足りない自分を、悔やみ恨めしく思いながら、諦めていない。

それだけが武器なのだと己を語り、それだけは一緒のはずだと皆に語りかける。

 

『信じさせてください。弱くてどうしようもない僕が、まだ諦められないんです。諦めの悪い弱虫が俺だけじゃないって・・・そう信じさせてください』

 

卑怯な声だ。卑劣な呼びかけだ。この声は他でもない。みんなが助けを求めているこんな状況下で、誰よりも先に恥ずかしげもなく、『自分を支えてくれ』と声高に叫んでいるのだから――。

 

『それとも、僕だけなんですか?』

 

声が自信を失う。違う。最初から、少年の声に自信などなかった。焦燥感が込み上げる。引き止めろ。なんと叫べばいいのかわからなくても。

 

「・・・ちが、う」

 

蚊の鳴くような、形にならない弱々しい声がアイズの、アミッドの、ラウルの、リューの喉からこぼれた。

そんな声では届かない。もっと大きく、答えなくてはならない。一人であることに怯える、この弱虫な声に――。

 

『まだやれると・・・まだ戦えると、そう思ってるのは、僕だけなんですか?』

 

「「「「――違う!」」」」

 

口を開き、少女は吠えるように叫んでいた。

オラリオの至る所から響き渡る声。それはアイズたちだけのものではない。アイズたちと、他にも同じように顔を上げた誰かが、声を上げていた。

それは悲しみに、弱さに、恐怖に、抗う声だった。少年の思惑がそこにあるとしたら、きっとまんまと乗せられている。計算ずく、そうだったとしても構うものか。

あの弱っちい声の震えが、頼りない叱咤が、情けない激励が、縋るような信頼が、嘘っぱちの演技と言い切れるのなら。そんな器用な扇動だったとしたら、乗せられたとしても仕方がない。だがもしも、これが不器用な弱虫の本音なら、一人になんてしておけるものか。

 

『違いますよね?』

 

「違う!」

 

『まだ、みんなも戦ってますよね?弱さに呑まれやしないですよね?』

 

「負けない・・・負けたくない!」

 

胸の奥が熱い。歯の根が震えて、怒りとは違う激情に沸き立っている。その感情はアイズたちだけのものではない。周りのみんなのものも呑み込んで、一つの炎となって燃え上がる激情だ。

ほんの先頃、不安が一体としていたみんなの心が、それとは異なるもっと熱量の高い感情によって一つのものになっている。

 

『傍らにいるのが大切な人なら、その手を握って信じてください。隣り合うのが知らない誰かなら、一緒に頑張ろうって頷きかけてください。自分も、その人も、負けも折れもしないで戦えるんだって。みんなが折れずにいてくれるなら、僕も諦めないで戦う。戦って――戦って、勝ってみせる』

 

「――――」

 

所詮、アイズたちがいる場所はベルのいるバベルから離れすぎている。ここでどれだけ声を上げても、気持ちは同じと叫んでも、少年には届かない。それでも少年の声は、少女たちの声が聞こえたように安堵し、受け止め、感情の昂ぶりを声の震えに込めて言い切った。

 

 ――戦って、勝ってみせる。

 

できるのだろうかと、それを疑うことはないできるに違いないと、そう信じるのだ。

少年の声が、アイズたちやオラリオの人々が絶望に負けないと信じてくれているように。

少女たちもまた、この声の少年が一番危険な戦いに勝ってくれると信じるのだ。

何故、それが信じられるのか。それは、この声がきっと――。

 

『――僕の名前はベル・クラネル。偉大なる大伸ゼウスとヘラの眷属の子にして女神アルテミスと共に古のモンスター《アンタレス》を打ち倒し、アンリマユファミリアの幹部《堕天(フォールン)》を倒した新たな英雄候補!』

 

「――――!」

 

ここまで秘されていた少年の素性、明かされたその名にどよめきが生まれる。

古のモンスターなどほとんどのものは知らない。だが、多くの神々や冒険者たちにとってはそうではない。もたらされた衝撃は大きく、しかし決して負の印象ではない。最初は驚愕、続いて理解――そして、希望と信頼が爆発的に広がり、アイズたちの心すらもその感情の波に呑み込まれる。

 

『都市にいる闇派閥は、僕と仲間たちがどうにかします!だから、みんなは信じて戦ってください。大切な人の手を握って、負けそうになる弱い心をぶっ飛ばしてください。そしたら』

 

「――――」

 

『――あとのことは全部、僕に任せてください!』

 

わ、と声が広がり、避難所の人々を熱気が支配した。期待が希望になり、一つの希望は無数の希望に、それが一挙に拡大する。

 

────ここに新たな偉業は果たされた。そして世界は知ることになる。ベル・クラネルという新たな英雄の誕生を




どうでしたか?リゼロ3期のスバルの演説に震えて感動したのがきっかけで作ったものになりますがそれなりに上手くかけたかなと個人的に思うのですが・・・

ベルたちの初めて戦う闇派閥募集

  • 《殺帝》ヴァレッタ・グレーデ
  • 《白髪鬼》オリヴァス・アクト
  • 《ダイの大冒険》ザボエラ
  • 他作品キャラ
  • オリキャラ
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