オカルト工作
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歴代の工作員たちは、自分がこの世からいなくなっても伝えられるべきものが伝わるように、仕掛けを遺す。しかし、この世に生あるうちはまだ、折々の機会にオカルト工作をするのが心得だ。
3月某日。神奈川県某所。
最寄り駅は横浜中華街。人口密度が高いが、人混みに紛れての工作活動にはもってこいである。
依頼人は、オカルト系の配信動画が好きでよく視聴していると言う。しかし最近では、視聴する時は面白いと思うものの、その後で「それを知ったからといって、だから何になるのだろう。その先はどうなっているのだろう。自分はどうなるのか、何をすればいいのか、何ができるのか」というような、すっきりしない感覚に陥るのだと言う。
オカルト系の話は面白い。
一方、オカルト工作は地味で盛り上がることもない。人をそこに留め置くことをせず、そこから脱してその先へ、この先へと連れ出すのが任務であるからだ。
オカルト系の話を端緒にして、現在のこの地域(国)の状況と世界のバランスについて、人類の集合意識の動きから読み解いた話を依頼人に伝える。オカルト系の話についても、それを一歩先へ進めてどのように考えると現実世界がどうなるか、具体的に自分のどのような行動がそこに繋がるのか、説明を試みる。
依頼人は冷静に、自ら進んで知ろうとしてくれた。
そこからは速い。
伝えるべきことを伝える。その人の源のエネルギーが蘇生する。その人は自分の現実を変えてゆく。それが世界を変えてゆく。
そのような人が、また一人増えた。
任務完了である。