赫耀
2年前のバレンタインの日だったと思う!
人の首を締めた!
とにかく締めた!そのとき、不思議な気分だった!
なにがどう不思議だったのか、言葉という媒体ではきっと全てを伝え切ることは出来ないけど、綴っていきたい!
雪がしんしんと降っていた!寒かった!
人の実家に招かれた!親は居なかった!
犬がいた!毛並みが良くて可愛かった!
ご飯を作ってくれた!美味しかった!
ストーブの前に座った!温かかった!
人の首を締めた!不思議だった!
抵抗されなかった!これは、まぁ、人だから、そういう人もいる!割愛された人なので、割愛する!
問題はこの次だ!
人の首を締めたとき、犬に吠えられなかった!
これが不思議だった!
窓の外、降り頻る雪にも吠えるような謎犬で、ついさっきまでその様子を眺めて2人で笑っていた!
犬は、この異常な光景を前に、吠えなかった!
人が、飼い主が、命の危険に晒されているのに、横でお利口さんに座っていた!
同じ空間に
命が3つあって、温かくて!
命が3つあるのに、静かだった!
そこで確かな暴力が振るわれているのに
人に、獣に、空間に、自分が当然のものとして受け入れられたような気がして、不思議で……嬉しかった!
後ろのストーブだけが赫々と危険色を放っていた。
この時に垣間見た
生と、死と、性の、調和が、今でも自我の奥底で
赤い光となって瞬いている。


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