日本学術振興会

科学研究費助成事業に係る研究活動の不正行為について

本会は、大阪歯科大学からの研究活動上の不正行為に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」(平成18年12月6日規程第19号)に基づき、以下の措置を講ずることとしました。
1.措置の対象者
○不正行為に関与した者
邢 鶴琳(Xing Helin)(大阪歯科大学大学院歯学研究科・元大学院生)
※不正認定論文2編のうち1編について、不正行為に関与した者として認定

山脇 勲(大阪歯科大学歯学部・元助教)
※不正認定論文2編のうち1編について、不正行為に関与した者として認定

田口 洋一郎(大阪歯科大学歯学部・元准教授)
※不正認定論文2編のうち1編について、不正行為に関与した者として認定。
他1編については、不正行為には関与していないものの、当該論文の内容について
責任を負う者として認定された。

2.不正行為が行われた事業
研究種目:若手研究(B)
研究課題名:ナノ構造制御によるインプラント周囲炎の感染予防戦略の構築

研究種目:若手研究(B)
研究課題名:糖尿病患者に対するナノ構造制御新規インプラント材料の創製

3.不正行為の内容
調査機関による調査の結果、2編の論文において、捏造・改ざんが行われたと認定された。

4.措置の内容 
○研究費の返還命令
不正行為と直接的に因果関係が認められた研究費の支出がないため、返還は求めない。

○研究資金を交付しない期間について
邢 鶴琳(Xing Helin)(大阪歯科大学大学院歯学研究科・元大学院生)
山脇 勲(大阪歯科大学歯学部・元助教)
田口 洋一郎(大阪歯科大学歯学部・元准教授)
令和7年度から令和9年度の3年間、本会の研究資金を交付しないこととする。

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