選挙ポスターに品位を損なう内容の記載を禁止するため、2月中に与野党が国会に提出することで大筋で合意している公職選挙法の改正案をめぐり、14日に開かれた自民党の選挙制度調査会などの合同会議では、改正案に盛り込む付則の案が示されました。
自民 公職選挙法改正案 “2馬力”念頭の規定 付則に盛り込みへ
自民党は、近く提出する公職選挙法の改正案の付則に、当選の意思のない候補者がほかの候補者を応援するいわゆる「2馬力」と呼ばれる状況を念頭に、必要な措置を講じるとした規定を盛り込むことを了承しました。
案では
▽SNSで選挙に関する偽情報などが拡散しているような状況に対応するとともに
▽当選の意思のない候補者がほかの候補者を応援するいわゆる「2馬力」と呼ばれる状況を念頭に候補者間の公平を確保するため、施策のあり方を検討し、必要な措置を講じるとしています。
これに対し、出席者から異論は出されず、了承されました。
また会議では、選挙ごとに複数の規格があったポスターの大きさを、すべての選挙で長さ42センチ以内、幅40センチ以内に統一する規定を改正案に追加することも了承されました。
自民党は、14日夕方に開かれる与野党の実務者協議会に付則を含む改正案を示す予定で、了承が得られれば、各党と共同で国会に提出することにしています。