品位損なう選挙ポスター禁止 公選法改正案 衆議院で可決

選挙ポスターに品位を損なう内容の記載を禁止するための公職選挙法の改正案は衆議院本会議で採決が行われ、自民党や立憲民主党などの賛成多数で可決され参議院に送られました。

与野党7党が提出した公職選挙法の改正案は
▽ポスターに他人やほかの政党の名誉を傷つけるなど品位を損なう内容の記載を禁止することや
▽営利目的で使用した場合は100万円以下の罰金を科すことなどが盛り込まれています。

改正案は、4日夕方の衆議院本会議で採決が行われ、自民党や立憲民主党などの賛成多数で可決され参議院に送られました。

可決された改正案の付則では
▽SNSで選挙に関する偽情報などが拡散しているような状況に対応するとともに
▽当選の意思のない候補者がほかの候補者を応援する、いわゆる「2馬力」と呼ばれる状況を念頭に候補者間の公平を確保するため、施策のあり方を検討し、必要な措置を講じるとしています。

一方、選挙ごとに複数の規格があったポスターの大きさを統一する改正案の採決も行われ、全会一致で可決されました。

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