闇バイトに関する投稿 去年約1万4000件 警察庁が削除求める

インターネット上の違法・有害情報を受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」に寄せられた闇バイトに関する投稿の情報が去年1年間におよそ1万4000件にのぼったことが、警察庁のまとめでわかりました。警察庁は今月からこうした投稿を「違法情報」と位置づけ、SNS事業者などに対して速やかな削除を求めています。

警察庁の委託を受けて運営されている「インターネット・ホットラインセンター」ではネット上の違法・有害情報の通報を受け付けていて、警察庁によりますと、去年1年間に寄せられた闇バイトに関する投稿の情報は1万3852件にのぼったということです。

このうち、投稿が残ったままになっていた9234件について、サイトを管理する事業者などに削除を要請し、およそ85%に当たる7860件がことし1月までに削除されたということです。

一方、残りのおよそ15%にあたる1374件については事業者が要請に応じなかったことなどから1月までに削除されなかったということです。

警察庁や全国の警察では闇バイトを募集するSNSの投稿に対して、警告と注意喚起を送る取り組みを行っているほか、今月からはホットラインセンターの運用ガイドラインで闇バイトに関する情報についてネット上に流通すること自体が法令に違反する「違法情報」に位置づけ、事業者に対してさらなる速やかな削除を求めています。

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