眷属と仮定の物語


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作:ひょえあー
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休息


書き貯めてた分放出してるだけなんだけど、案外字数多くてびっくり。よく書いたな自分。


東の空より朝日が昇り、この広大なオラリオを照らす。

 

「ふわあぁ……」

 

むくりと起き上がる。

 

朝には強い方だ。起き上がった後にも数分ぼーっとしてからベッドから出る。

 

そして、頭が重いことに気付く。

 

…二日酔いだろうか。酒は飲んでいない筈だが。

 

「ん?………俺、昨日いつ帰ったっけ」

 

何故か、あまり思い出したくない記憶のような気もする。

 

「…とりあえず朝飯だな」

 

 

ファーティの朝は、かなり早くに始まる。

 

日が出てから厨房に入り、団員全員分の朝食の仕込みを数人の料理上手の団員と一緒に済ませる。

 

メニューはリヴェリアやフィンが設定したものであり、栄養面はかなり考えられている。

 

少しすると当番の団員がやってくるので、調理は任せて中庭に出る。

 

ファーティも調理を手伝うこともあるが、そもそも自分の仕事ではないことを自主的にやっているだけのこと。

 

当番の仕事を奪えば規律が乱れると自重している。

 

少し歩いて日当たりが一番良いところを選び、そこに座り込む。

 

「んんぁぁ………」

 

こうして脳を完全に起こす。ここまでがルーティーン。

 

普段はここくらいで朝が早い人達…リヴェリアやアイズ、あとティオナが来たりするので、軽い組み手をしたり雑談したりもする。

 

しかし、今日は遠征後ということでまだみんな眠っているようだ。

 

ファーティは一人が嫌いではない。

 

今はかなり改善されているが、昔は他人との接触を嫌っていた程だ。

 

それもあってベート程ではないが、ホーム内でも一人でいる時間は長い。

 

「…なんか、寝みぃ」

 

眠気が身体を襲う。

 

一度起きてしまえば眠気はあまり感じないのだが、今日に限ってはそればかりではなかった。

 

コテンっと頭を芝生に置く。

 

すぐにまぶたは閉じられ、刻み良い寝息が聞こえ出す。

 

そこに、一人のエルフが現れる。

 

「ファーティ…?」

 

リヴェリアだ。翠色の髪を靡かせる彼女の美貌は神にも勝る。

 

(…珍しいこともあるものだ)

 

ファーティが眠っているところを見るのは久しい。

 

幼い頃はよくファーティの母親の真似事していたリヴェリア。

 

寝顔を見る機会なんていくらでもあったのだが、今となってはそんなことも失くなってしまった。

 

そこでいたずら心とでも言えば良いのか、ファーティの寝顔を拝んでやろうと思うリヴェリア。

 

行動は早く、外側を向いているファーティの顔を見ようと膝を着き、覗き込むような体勢を取る。

 

「…変わったな、お前は」

 

ファーティの頬を撫でながらそんなことを言うリヴェリアの顔は、陰っていた。

 

ファーティの"夢"。ロキ達はファーティの覚悟を聞いて納得しているが、リヴェリアにはできなかった。

 

英雄に助けられたから、今度は自分が英雄を救うと、首脳陣と主神の前で語ったファーティの顔を、リヴェリアは今でも鮮明に覚えている。

 

「私は…お前には…」

 

「ああぁぁぁ!!! リヴェリア様が! リヴェリア様がぁぁ……!!??」

 

「…!?」

 

突如として響いた悲鳴にリヴェリアは驚き、声の主へと視線を向ける。

 

「レフィーヤ…!?」

 

嫌な予感がしたリヴェリアはレフィーヤの口を塞ごうとするが間に合わない。

 

「ファーティさんとイチャツイテマス!!!」

 

「ちょっと待てレフィーヤ!!!」

 

その後、エルフ達の手によってファーティは魔法で叩き起こされ、見に覚えのない罪によって朝食抜きという刑を食らった。

 

 

ダンジョン。それは未知に溢れた場所だ。

 

うん、そうだ。この世にダンジョン以上の未知はない……と、思っていた。

 

が、それ以上に未知なものがこの世にはあると理解した。

 

女心だ。

 

ナンダヨワケワカンネ。

 

そんな結論に至る数時間前まで遡る。

 

「ファーティはさぁ、好きな人いるの?」

 

「…あぁ? なんだよ藪から棒に」

 

アリシアを筆頭に魔法をばかすか撃たれまくった日の夜。

 

団員全員で夕食を食べているときだった。

 

対面に座るティオナとその横にいるティオネ。

 

そして俺の右にアイズ、左にレフィーヤというなんとも居心地の悪い席に座っている。

 

「だってさぁ? アイズに『一緒にいたい!』って言ったり、リヴェリアにデレデレしたり、レフィーヤにカッコ付けたり、アリシアとじゃれあったり……」

 

「いや最後の二つは知らんわ」

 

気になるのはアイズの『一緒にいたい!』って方だよ。確かに遠征中に言ったけど、アイズしかいなかったろ。

 

右隣にじろーっと視線を向ければ、そろ~っと明後日の方向を向くアイズ。

 

言っちゃったんですねわかります。

 

「もう! 狙いは一人にしなさいよ。だから他派閥の神に『主人公』とか『ハーレムまであと一歩! 勇気を出せ!』とか言われるのよ」

 

「おい、他派閥ってどこだよ。殴り込みに行くぞ」

 

席を立って握り拳を作る。

 

まぁまぁ、とレフィーヤに宥められて渋々座り直す。

 

「それで、どうなのさ?」

 

「あ~? そりゃあ…」

 

改めて考える。

 

「アリシアは…子分連れて俺をいじめる人」

 

だってひどいだろ? リヴェリアさんといるだけで襲いかかってくるんだぜ? 

 

「レフィーヤは可愛い後輩」

 

照れて顔を赤くさせるレフィーヤ。

 

ほらね、可愛いだろ?

 

「リヴェリアさんは…命の大恩人だ」

 

これだけは揺るがない。俺を形作るもの全ての根底にはリヴェリアさんがいる。

 

「そしてアイズは……」

 

妙に視線が集まる。…言いづらいだろうが。

 

「…あれ、なんだろう…?」

 

シンッ……と静まり返る周り。

 

あれ、なんで…?

 

「あ、アイズ…? きっと、きっと…そう! 身近な存在過ぎて言葉にするのが難しいんだよ!」

 

「……ファーティ。あんた…」

 

「アイズさん…あ、あの……?」

 

三人がアイズを気遣うので、アイズの方を見ると…。

 

「あっ…………」

 

鬼の形相…いや、悲しみ…いや、怒り…?

 

そんな表情を浮かべるアイズ。

 

「い、いや! アイズ! 今のは! その…」

 

「……………ぐすん」

 

一瞬で食堂から飛び出すアイズ。

 

「「「……………………え」」」

 

突然のことに立ち尽くす俺達。

 

「ファーティ! 追いかけるわよ!」

 

「えっ、あっはいっ!!!!」

 

ちくしょう! 俺は何も悪くねぇ! …筈だ!

 

 

「ファーティ! アイズいたぁー!?」

 

「いない! …ほんとどこ行きやがった!?」

 

急いで追いかけるも、エアリエルまで使っているらしいアイズに追い付ける筈もなく。

 

不味いことになった。アイズがここまで行動するのも珍しい。

 

つまり、それほど"俺の発言"にショックを受けたということだ。

 

「あ、アイズさんが…! アイズさんがぁ…!」

 

「落ち着けレフィーヤ!」

 

アワアワするレフィーヤに声をかける。

 

こうなったら…

 

「【………】」

 

「ちょっと…ファーティ!? 何魔法唱えてるのよ!?」

 

魔法使えばこのオラリオだろうが何周でもできる。

 

それに明日もダンジョンに行くつもりはないから今夜使っても問題はない。

 

「【ピカトム・トランセンシア】。…よし、じゃあ行ってくる!」

 

…初めて戦闘以外で魔法使った気がする。

 

とりあえずアイズの行きそうな場所を巡る。

 

ジャガ丸くんの屋台にジャガ丸くんの屋台、あとジャガ丸くんの屋台。

 

しかしいない。一応聞いてもみたが【剣姫】を見たと言う人はいなかった。

 

どこだ…? アイズはどこに……

 

「……あそこか?」

 

ふとある場所が頭に浮かんできた。

 

ダンジョン5階層。外れにあるルーム。

 

いないかもしれない。なんなら、いないと言いきれるレベルだ。

 

けど、なんとなくだ。

 

俺は走る。

 

バベルまで一気に駆け抜け、そのまま階段を使わず空中へと身を投げる。

 

数分走ればそこには着いた。

 

そして、彼女もいた。

 

「アイズ」

 

美しい金髪が靡き、アイズがこちらを向く。

 

「…ファーティ」

 

俺はアイズに歩み寄る。

 

そして、三歩程離れたところで止まる。

 

「…アイズ、すまな」

 

「ファーティは悪くないよ」

 

……!

 

「私が、勝手に…いろいろ考えてただけ」

 

うつむいて、金眼を曇らせるアイズ。

 

…そんなわけないだろ。

 

「俺は好きだよ、アイズのこと」

 

「……!」

 

勢いよく頭を振り上げるアイズ。

 

仕草が一々可愛いのでデレないよう注意する。

 

「…俺は、リヴェリアさんも好きだ」

 

「フィンさんも、ガレスさんも、ティオナもティオネも、ベートも、他のみんなも」

 

「だから、俺には"好きがわからない"。恋もわからない」

 

アイズは暗い表情に戻る。

 

ダンジョンの燐光に照らされるアイズの眼。

 

そこに俺は写っていない。

 

「けど、アイズに対する感情に、名前を付けるとしたら」

 

「"愛情"だ。アイズと…リヴェリアさんに対する感情は他のみんなとは違う」

 

「え…?」

 

「今の俺を形作るもの、それがアイズであり、リヴェリアさんだ」

 

…リヴェリアさんの名前を出すのは、これが正直な気持ちだからだ。嘘はつかない。

 

それがアイズにできる精一杯の誠意だ。

 

「…私のこと、嫌いじゃない?」

 

「当然」

 

「これからも?」

 

「ずっとだ」

 

「……」

 

下を向いていじいじしだすアイズ。

 

…機嫌は直ったか。

 

「懐かしいよな、ここ。二人でパーティー組んで初めてダンジョンに潜ったときも、ここで喧嘩したよな」

 

「…うん、懐かしい」

 

なぜ喧嘩をしたのかは俺は忘れてしまったが、確か心配して来たリヴェリアさんが拳骨で止めるまで続いていたような気がする。

 

「あのときはアイズがリヴェリアさんに怒られたっけ?」

 

「違うよ、ファーティが一番怒られたんだよ」

 

「え? いやいや、そんなことないって」

 

話をずっとしていた。昔の話を。二人と、リヴェリアさんだけしか知らない話を。

 

久しぶりにアイズとこんなに話した気がする。

 

最近は…というより、俺が『旅』に出ていたからか。

 

一時間程経った頃。

 

「アイズーーー! 捜したんだよー!?」

 

ティオナがルームへと入ってくる。

 

「ハァハァ…お二人とも、見つかってよかった!」

 

「まったく、いつまで話してるのよ」

 

レフィーヤとティオネも遅れて続いてくる。

 

「悪い悪い。昔の思い出話が花開いてさぁ」

 

「あ、アイズさんの昔の話!? わ、私気になります!」

 

「私もー! 混ぜてー!?」

 

勢いよくこちらに突進してくる二人。

 

「とりあえずダンジョン出ようか!?」

 

 

「それで、好きな人は?」

 

「しつこいな!」

 

夕食を食べ終わった後も俺はティオナ達に拘束されていた。

 

「ファーティさん、早く吐いた方が楽ですよ!」

 

以外にもレフィーヤが食い下がる。

 

「だからいねえって……」

 

「さっきから何を話しているんだい?」

 

「だんちょ~~!!」

 

フィンさんが様子を見かねて助け船を出しに来てくれたのだろうか。ティオネうるさい。

 

「それが、かくかくしかじか…」

 

ウンウンと聞いていたフィンさんは、俺を助けてくれるのかと思いきや…

 

「僕も気になるね」

 

「ちょっ、フィンさん!?」

 

「だよねぇ~!!」

 

こりゃだめだ。埒が明かねぇ。

 

「逃げの一手!!!」

 

「あぁ~!! ひきょーものー!」

 

なんとでも言え! 逃げるが勝ち!

 

 

翌日。

 

「ファーティ、付き合え」

 

朝食を取っていてるファーティに、ベートが声をかける。

 

ぶっきらぼうな言い方に他の者だと何が言いたいのかわからないだろうが、ファーティは正しく理解する。

 

「ああ、いいよ。丁度調整もしたかったし」

 

「けっ…」

 

ベートは中庭に向けて歩き出す。

 

ファーティもあまりベートを待たせると機嫌が悪くなるので、手早く残っていた朝食を食べ終える。

 

席を立ち食器を片付け、部屋へと戻り部屋着から装備に着替える。

 

「ファーティ、鍛練っすか?」

 

廊下でラウルとはち合うファーティ。

 

ファーティの服装を見て、感心の目を向けるラウル。

 

「ああ、ベートとな。ラウルもやるか?」

 

途端に青ざめるラウル。

 

冗談キツイっす…と呟きながら去っていくラウルを尻目にファーティも中庭へ向かう。

 

「よしっ、始めるか」

 

ファーティは右腰に『レガリア』を差し、整備に出している『ウィンクルム』の代わりに以前まで使っていた『フィニス・イーター』を腰から抜き、側のベンチに立て掛ける。

 

「二刀流で来い。…加減は要らねぇ」

 

ベートの目は鋭く光り、ファーティへと向けられる。

 

ベートは、ファーティのことを貶したことがない。馬鹿にすることはあってもだ。

 

強いから。それはファーティがLv.4だったときも変わらない。

 

『秩序破壊』の力だけではない、鍛えられた技と肉体。

 

一種の信頼と言ってもいいだろう。そう言える物をベートはファーティに持っていた。

 

だから、加減はいらない。

 

無自覚にベートを…いや、"オラリオの冒険者"を下に見ているファーティに突き付ける。

 

「俺は…"雑魚"じゃねぇ」

 

「…わかった」

 

ファーティは『フィニス・イーター』を手に取り、左の剣帯に差し直す。

 

二振りの剣を抜き放ち、構えを取るファーティ。

 

ベートも半身に構えを取る。

 

「「いくぞ」」

 

両者の姿は掻き消え、後には風が残る。

 

ガアァァァァン!!!!

 

金属と金属がぶつかり合い、大音響が発生する。

 

ベートの右足と、ファーティの持つ『フィニス・イーター』が交差する。

 

「…ッッ!」

 

『レガリア』が突き出され、ベートの腹へと軌道を進める。

 

「ガァァァ!!」

 

右足で『フィニス・イーター』を反らし、左足で跳躍。

 

空中で一回転して、勢いそのまま剛脚がファーティへと迫る。

 

ファーティは左下段にある二刀を上へ振り上げ、ベートの左足を受け止めて、"振り切る"。

 

「クソッが…!」

 

空中にあったベートの身体は後方に吹き飛ばされる。

 

ファーティはベートが着地する寸前を狙い、身体の前で交差させた二振りを振り抜く。

 

ベートは地面スレスレまで身体を下げて回避。

 

籠手を装備した拳を撃ち鳴らすも、上段から振り下ろされる剣に阻まれる…どころか押し返される。

 

ベートは回避、体勢を立て直すがこれを見逃すファーティではない。

 

Lv.5となって『敏捷』はベートを超える。

 

一瞬でベートの前へと躍り出て、連撃。

 

ロキ・ファミリアの面々がファーティの真似をしようとして、"誰一人"として実用できなかった絶技。

 

二刀流。言葉自体は広く聞かれるが、使う者は余りいない。

 

なぜか?

 

簡単だ。使いこなせないからだ。

 

一刀流とは根本が違う。

 

普通なら片方の腕で剣を振るい、もう片方の腕でバランスを取る。

 

だが、二刀流は違う。

 

左右を別々に、異なる感覚で振るい斬り続ける。

 

それは一振の剣士の二倍、修練が必要となるということだ。

 

また、双剣とも異なる。

 

剣の刃渡りが長いため、制御が難しくなる。

 

そんな戦い方で第一級冒険者を封殺する。

 

それがファーティ・ニーベルという男であり、オッタルの影で『都市最強』とも云われる所以である。

 

「クソガァ!!!」

 

攻勢に出るベート。

 

しかし、ファーティは赤子の手をひねるようにそれを叩き折る。

 

モンスター戦では他のLv.5の面々と比べれば劣るファーティ。

 

だが、対人戦であればLv.7さえ凌駕する。

 

「ハァァァ!!!」

 

最早目では追えない動きで戦闘を続ける二人。

 

空中廊下や二階、至るところで二人の戦いを見つめる団員達。

 

その中には勿論、首脳陣もいる。

 

「…強いね、彼は」

 

「そうじゃろうて。…覚悟の決まっておる者は特に」

 

お主のようにな、と付け加えるガレス。

 

「やっぱりすごいねー! ファーティ!」

 

「は、はい…ベートさんを圧倒してます…」

 

「ランクアップしたんだもの。当然よ」

 

さ、私達は行くわよ、とティオネが先導してホームを出る三人。

 

「アイズ? 行くよ?」

 

「うん…」

 

金の少女は目を反らす。ファーティの姿から。

 

「ひ~! やっぱ化物過ぎるっすよ!」

 

「そうだな…味方でホント良かった」

 

「あんなのがフレイヤ・ファミリアにいたらと考えると…」

 

二軍を任される者達は恐れる。

 

「ファーティ、お前は…」

 

翠の髪を揺らす麗人は、未来を恐れる。

 

そして、決着。

 

「…くそが」

 

「強くなったな、ベート」

 

ベートの喉元に突き付けられた刃。

 

それが鞘に納められることで終わりを告げる。

 

「お前に言われても嫌味でしかねぇんだよ」

 

「事実は事実だ。ベートは強くなってる。他でもない俺が保証してやる」

 

地に座るベートに手を出すファーティ。

 

ベートはそれを振り払い、自分で立ち上がる。

 

「…次は負けねぇ」

 

そう言い残してベートはホームを出た。

 

多分ダンジョンだろう。

 

特に声をかけることなくファーティはホームへと戻る。

 

(…俺も強くなってる)

 

やはり身体が違う。器の強さが。

 

客観的に見れば、ファーティの異質さは"ゼウスとヘラのファミリア"と似ている。

 

あの時代を生きた冒険者ならではの稀有なスキルに、固まった覚悟。

 

それがファーティには備わっていた。

 

例えばだ。例えばファーティがあの時代に生まれ、ロキ・ファミリアではなく最強派閥に入っていたとしたら。

 

あの英雄たちと刃を交え、経験を重ね、スキルによる急成長を遂げていたら。

 

確かに言えるのは、"今以上の規格外"になっていたということだ。

 

「さてと、今日の昼飯なんだろな~」

 

…昼飯まであと三時間。

 




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異世界のんびり農家(14) [KADOKAWA]
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