4年制志向、定員割れ…赤字続き「決断しなければ」 募集停止の愛知文教女子短大
2025年3月14日 05時10分 (3月14日 05時10分更新)
2026年度以降に入学する学生の募集を停止すると、12日に発表した稲沢市の愛知文教女子短大は13日、在学生に向けた説明会を開き、出席者から驚きが広がった。報道陣の取材に応じた富田健弘学長は「苦しい状況の中、教育の質は守りながら続けてきた。学生と職員が安心して過ごせるようにサポートしていく」と話した。
同短大は少子化や4年制大学志向の高まりに加え、保育士や幼稚園教諭の志望者減などが影響し、定員割れが続いていた。24年度と25年度は50%を割り、国の補助金の大半が受けられない見込みとなった。経営も19年度から赤字続きで、赤字額は24年度は約1億7千万円、25年度は約1億4千万円の見込み。
運営する学校法人「足立学園」の足立誠理事長は「3~4年間待ったが、決断しなければ教職員に報酬を払えないところまで来ていた。入試の結果が出てからの発表となった」と...
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