『ベースボール不要論』

[副題]~大マスゴミと野球(よきょう)/現代日本の致命傷~
[副々題]~がんばれ日本! なくなれ読売!!~

あとがき@ランダム[22]

2005年10月31日 | あとがき@ランダム
[22]

 こんなもん発足せんでいいのだが、今日、第3次小泉内閣なるものが発足した(次の総理大臣、かわいそう)。そして野球用語の乱れ打ち~っ!!!

  続投、全力投球、全員野球……

 あぁ、聞きたくない、聞きたくない。なんか女性の大臣まで「全力投球しまぁ~す」なんて言ってたぞ。ホント、ダッサイ人たちだね。ま、国民の代表だからしょうがないか。でも、たまには水球用語でも言ってみろっ!!! なんて心のなかで叫んだ今日の私でした。おしまい。(つづく)

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あとがき@ランダム[21]

2005年10月27日 | あとがき@ランダム
[21]

 ん? 野球終わった?

 どうやら終わったようですね、日本シリーズとかいうヤツ。ということは、この週末は……、静か? は~い、そのようですね。野球のない静かな週末、フォ~!!!!!(つづく)

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あとがき@ランダム[20]

2005年10月26日 | あとがき@ランダム
[20]

 私は普段から“大メディア忌避”の姿勢を徹底させています。でもたまに、意図的に覗いてみよう、なんてこともありまして(ま、『読売』に関しては新聞もテレビもその他のメディアも、すべて完璧に避けてますが)、昨晩、私はNHKの7時のニュースと、テレビ朝日の報道ステーションを久方ぶりに覗いてみました。すると……
 両番組ともスポーツニュースのなかで、読売と乳酸菌飲料メーカー(俗にいう「ヤクルト」ね)の“秋季練習”なるものをしっかりと報道していました。すごいですねぇ。練習ですよ。ただの練習。びっくり仰天でした。
 賢者ならばわかるでしょう。そんな情報、伝える必要まったくなしですね。この2球団には何か差し迫った公式戦でもあるのですか? ないですよね、きっと。しかも、両番組とも申し合わせたかのような伝えっぷり。きっと裏で『読売』が仕組んで、全局同様に報道させたんじゃないでしょうか? そんな気がします。

 で、今回私は何を云いたいのかというと……

 たとえば、北朝鮮という国はとてもわかりやすい国ですよね。あの国はだれが見たって「金正日による独裁国家」。だからとってもわかりやすい。ある意味スッキリです。ところが日本はわかりにくい。わかりにくいから、かえって質(たち)が悪いのです。
 わが国は、ことスポーツに関して云えば、明らかに「大手メディアという独裁者による野球社会主義人民共和国」です。これはもう明白な事実だと思うのですが、でも、このことにいまだに気づいていないボケナスどもが、この日本という国にはまだまだウジャウジャ溢れているのです。これが大問題だということなんです。

 人が知っていることを知らないでいるのが恥ずかしい──。残念ながら、この国の平均人てのはいまだこのレベル。だから小泉にもコロッと騙された。
 あまり小難しい話はしたくないのですが、“メディア・リテラシー”、すなわちメディアの伝える内容などを読み取る能力の話です。自分の知りたいことは何か? 本当に知るべきことは何なのか? おそらくこんなことすらわかってないんじゃないでしょうか、日本国民の多くは?
 となればもう、大メディアはやりたい放題ですね。ジャーナリズムとしての役割などクソ真面目に果たす必要もない。「ジャーナリズムやってまぁ~す」というフリをして、国民を怒らせないようにすればいいだけです。なんとも楽な情報商売ですね。

  「日本国民、少しは賢くなれ! そして、野球と大メディアをセットにして掃き捨てろ!」

 結局私は、この一見乱暴にも思える主張を頑なに繰り返します。そして同時に、「そんなこと、もう百も承知だよ」という聡明な方々には、「どうかそれをわかっていない人に伝えてください」というお願いもしておきます。お願いします。この国を前進させましょう。(つづく)

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あとがき@ランダム[19]

2005年10月12日 | あとがき@ランダム
[19]

 「村上」だの「阪神」だのと、なんだか騒がしい今日このごろですが……

  “野球版ワールドカップ”──。

 いやいや正確には“ワールド”でも何でもなくって、“ワールドのほんの一部分カップ”なんですけど、なんか来年3月に開催されるようですね。で、日本も参加するみたい。(正式名称は「ワールド・ベースボール・クラシック」、WBC。な、な、なんと、米大リーグ機構が主催だぁ!!! どひゃぁ~!!!)

 やればやったで“野球社会主義人民共和国”(←私たちの国ね)のことですから、大メディアを中心に世間はちょっとしたバカ騒ぎになるのでしょう。そのときの状況を想像しただけで……、私は吐き気を催しそうになります。が、まぁ、“野球版ワールドカップ”、一度やってみればいいんじゃないでしょうか? 私はそう思っていますよ。なぜなら……

  際立つからです!!!

 “野球版ワールドカップ”が開催されれば、「な~んだ、ベースボールなんてこのもんか」「たいした競技じゃねぇな」という、私が本ブログのなかで散々述べてきた事実、いや価値判断が、より鮮明になるのではないでしょうか?
 パジャマみたいなユニフォームを着てほとんどジーッとしているルールまみれのきわめて散漫なボールゲーム──。こんなものに世界が熱狂するわけがないのです。そしてその結果、この国の若者や女性たちの間で野球離れの傾向がより一層強まるのです。はい、とてもいい流れですね。やってください、やってください。

 しかしまぁ、ちょっくら話は変わりますが、WBC日本代表の監督に選ばれた王貞治さんという方は“まともなお方”ですね。ニッポン野球界で随一の人材ではないでしょうか? 私はチビのころからそう思っていましたよ。先日の記者会見でも「オリンピックからも外された野球ですから……」などと、謙虚さをうかがわせる発言をしていました。どうやら野球界全体のことを真剣に憂慮していらっしゃるお方のようですね。
 そこで、謙虚さというものを著しく欠いたニッポン野球界のトップには、この人物がふさわしいのではないか!!! なんて私は感じちゃったのですが、どうでしょうか?
 あっ、やっぱ無理かな? この人は“元読売”の人ですね。じゃあ“読売斬り”ができません。無理です。残念ですね。ニッポン野球界は永遠に……(つづく)

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あとがき@ランダム[18]

2005年10月07日 | あとがき@ランダム
[18]

 まだなんかあるみたいですけど、もうすぐ野球シーズンが終わりますね。こんな清々しい気持ちにさせてくれることは他にありません。あぁ、うれしい!!! ウキウキ!!!
 えっ? なに? 野球はオフシーズンでもやかましい? オフシーズンこそ騒がしい? うん、まぁ、そうどすなぁ~。だれがいくらでハンコ押したとか、品のない某大物選手の去就とか、ナベ某がなんかしゃべったとか、自主トレだのキャンプだの……。
 あっ、そういえば、いまどっかの球団が揉めてるみたいですね。今朝、電車でくたびれたオッサンが読んでるバカ新聞をチラッと見たけど、“上場阻止!”なんて書いてあった。いったい何のこと?
 ま、どうでもいい瑣末な野球情報が、この国の大メディアに溢れかえるわけですよ。オフシーズンぐらい静かにしててほしいけど……、ホント、まいりますね。降参です。白旗パタパタ。

 しかしまあ、この国の大メディアは完全にアウトですね。もうダメです。単なる大衆向けの情報屋さん。こんなお粗末なものに、毎月ウン千円もの月極購読料なんぞを払ってる人の気が知れません。お金は上手に使わなきゃ。インターネット新聞かなんかで大メディア忌避の傾向が著しい韓国のほうがはるかに進んでますね。ま、日本にもその流れはちょっとだけありますけど。

 さて、そんなダメダメ・カントリーの日本ですが、今年、野球に関することで一つだけスンバラシ~ことがありましたね。何だと思われますか? それは、各大手テレビ局が野球中継の放送延長をやめる“苦渋の決断”を次々に下したことです。
 これは未来の日本社会にとってきわめて明るいニュース!!! 一歩前進です(後退すんなよ)。野球を煙たがる人々が確実に増えてるわけです。
 野球の“インサイダー”(内部者、当事者)たる大メディア様は、その水膨れした巨大組織を維持するため、「野球はみなさんの関心事ですよ」と懸命に説いてきたわけです。また、国民も莫迦だからコロッと騙されていた。ところが、それがだんだん効かなくなってきたわけですね。国民が少しだけ賢くなっちゃったのです。

 はい、そこで来年はぜひ、もう一歩踏み込んでもらいたい! 強欲な私はそう期待します。ゴールデンタイムの生中継をやめるのです!!! そして、本文にも書きましたけど、ゲームの動いてるところだけを編集して30分か40分ぐらいの番組にし、翌日の早朝に放送するのです。
 すばらしいアイディアではないでしょうか? 拍手をお願いします!(パチッ、パチッ、パチッ!!!)
 だってだってだって、野球見て大喜びしてるような方々は、もうほとんどがお爺様方でしょう? で、お爺様方はモーニングでしょう? じゃあ、モーニングに放送するのがいいと思いますね。ゴルフ用品メーカーにでもスポンサーになってもらって早朝に放送する。これがベストでしょう。
 大手テレビ局のみなさま、ぜひ未来の日本社会のためご検討をお願いしますね!(つづく)

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あとがき@ランダム[17]

2005年09月30日 | あとがき@ランダム
[17]

 阪神タイガース様が昨夜、プロ余興の“セ”とかいうリーグで優勝したんだとさ。今朝、駅の売店で薄汚い与太オヤジのたぐいがスポーツ紙を全部買いあさってる光景を目にしたよ。ま、“そういう世界”なんだね、野球の世界ってのは。まさに“与太オヤジワールド”!!!
 はい、多くを語るつもりまったくなし。さあ、みなさん、野球を忌避しましょうよ! そして、洗練された“いくらかマトモな”日本人になりましょう! それでは。(まだまだつづくぞ)

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あとがき@ランダム[16]

2005年09月26日 | あとがき@ランダム
[16]

 阪神タイガースという“レトロな”スポーツ団体、いやいや余興団体が、もうじき優勝するらしいねぇ。そして近畿地方を中心に、時代から取り残された最下層民の群れ(でもいまだ多数派、主流)が沸き立つのだぁ!

 ホント、もういいかげんにしてもらいたい! このパタパタ靡(なび)いているだけの無邪気な最下層民のみなさまには。もう何もしないでいただきたい! 先の選挙だって、コイツらが投票所に行っちゃったから、あんな“お恥ずかしい”結果になってしまったのです。
 本文でももちろん述べました。この最下層民どもをぜひともブッシュ様に引き取ってもらいたい。ミシシッピとかルイジアナあたりに土地をわけてもらってUSAに naturalize! これがベストだよ、ホント。(つづくんです)
 
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あとがき@ランダム[15]

2005年09月11日 | あとがき@ランダム
[15]

 小泉、大勝利! ということは……

  このままUSAに付き従おう! そのほうが楽チンだよ。みんな、楽しようぜっ!!!

 という勢力が勝っちゃった、ということです。つまり“劣った人々”の大勝利ですね。

 わが国に独立国家の気概など微塵もありません。きっと世界もケタケタ笑ってるでしょう。
 当然スポーツでも、“劣”のほう、すなわち“とってもアメリカン”なベースボールが、今後もわが国の人気No.1スポーツでありつづけるのです。もうシャレにもなりません。(つづけるよ)

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あとがき@ランダム[14]

2005年08月27日 | あとがき@ランダム
[14]

 「あとがき@ランダム」がダラダラとつづいております。野球で云うなら、延長14回の表って感じかな? で、この期に及んでピッチャー交代かなんかで試合が止まっていやがる。ああ、かったるい! そりゃお客さんも帰っちゃいますよね。ま、そんな感じで、近ごろアクセス数も減っております。

 さて、唐突ですけれど、要するにぃ~

  わが国は“へなちょこ男ども”に支配されている──。

 ということです。ん? ちょっと頭の中がコンガラガッテきました。でも、私が云いたかったのは結局これかもしれません。

 野球と関係のない話を少々。

 「談合を根絶やしにしよう!」なんて威勢よく叫んでみても、そんなことは骨折り損。七面倒。だから「よくないなぁ」と思いながらも素直に慣習に従っているほうが楽チンです。
 また総会屋に脅されれば、戦うなんてメンドクセェ~からあっさり屈服し、金品を手渡したほうがこれまた楽チン。ヤバイ決算書だって、粉飾してしまえばこれまた楽チンチンですね。
 役所であれ、民間企業であれ、近年この国のトップに登り詰めている男どものほとんどは、「楽をしよう、楽をしよう」の、「男子の気概」など微塵もない“へなちょこ男たち”です。

 で、そんな“へなちょこ男たち”のいつもおそばにいるのがベースボールです。当然この国のスポーツにも、その「楽をしよう、楽をしよう」の醜悪な精神が鮮明に現れているわけです。

 ラグビーやアイスホッケー、バスケやサッカーなんかは競技自体がとにかくキツイ。しんどすぎる。だから、運動量の少ない野球、ゴルフあたりがちょうどいい。
 わかりますよ。そりゃだれだって楽をしたい。わかりますけども、この国の男たちの“楽しよう!スピリット”は、あまりにも露骨だからみっともないのです。

 もっと云いましょうか。この国の野球界の有り様だって同じことです。これもまた、いまのままが楽チン、快適なんですね。

  世界の人々に見られても恥ずかしくない純粋なスポーツ文化として、この国の野球界を正しい方向に変革しよう!──

 そんなことはメンドクセェ~に決まってる。そもそも、そんなことをしたら大メディア様の逆鱗に触れてしまいますね。だから、おとなしく、大メディア様に楯突くことなく、パタパタと靡いているほうがよっぽど楽なのです。
 日本人てのはホント、寛容な国民です。“ジャーナリズム放棄”の大メディア様がいくら反社会的行為をつづけていても、それをあっさり許しちゃう。なかには、大メディアの“悪事”にいまだに気づかない、そんなお優しい方々もたくさんおられます。『読売』にしろ『朝日』にしろ、そんなお優しい方々に支えられているんですね。まあ、なんて麗しい世の中なんでしょう!

 で、そんな麗しい世の中ってのは、いったいいつまでつづくんでしょうか? また、つづけていていいんでしょうか? 私はそんな疑問を投げかけたわけです。
 あっ、突然思い出しましたが、USAに付き従うわが国の姿勢。これもまた同じことでしょう。ホント、楽ばかりしてていいんでしょうか、この国は? とても心配です。(つづくんだろうか?)

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あとがき@ランダム[13]

2005年08月18日 | あとがき@ランダム
[13]

 今日、麗しの高校球児が1試合に3本もホームランを打ったんだって。で、清原とかいう人の大昔の記録に並んだんだとさ。

  「清原選手の記録に並びましたが、ボクはあんなガラの悪いスポーツマンにはなりたくありません!」

 これぐらいのことを云えば世間は大喜びなのに、まったく逆のことを云いやがった。ったく、気が利かねぇな、麗しの高校球児ってのは。(つづく)

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あとがき@ランダム[12]

2005年08月16日 | あとがき@ランダム
[12]

 お久しぶりです。すっかり忘れてました、このブログのこと。2週間も空けてしまいました。でも、毎日そこそこのアクセス数が保たれています。不思議です。いったいどんな人が読んでるの?

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 さて、高校野球なんですが、連日“オートマティックに”盛り上がっているようですね。ホント、わが国は「野球社会主義人民共和国」です。間違いないですね。外国の方々には絶対に見られたくありません。(見ないでぇ~!!!)
 この“時代錯誤&因襲まみれ”の一大スポーツイベントには、大会主催者や試合日程など、改めるべき課題が山積しています。ただちに“あるべき理想の姿”を模索し、大改革を断行しなければならない──。心ある人ならばだれもがそう思っているでしょう。でも、何も起こりそうにない。

 高校球児と呼ばれる“麗しき若者たち”は、相も変わらず、「さわやか」を演じつづけなければなりません。走らなくていいところで走ったり、涙を流しながら球場の土をかき集めたり……。また、いまの時期、家電量販店などに行くと、この多チャンネルの時代に売り場中のテレビが全部高校野球になっている。いったい何なんでしょうか、この国は?

  日本国民の多くは“オートマティズム”(自動症)という病に冒されている──。

 私はそう診断します。みなさん、どうかその病と闘ってください。お願いします。でないと、この国、なかなか……(つづく、きっと)

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あとがき@ランダム[11]

2005年08月02日 | あとがき@ランダム
[11]

 つい先ほど入ってきたニュースです。

 米メジャーリーグの某大物選手が、今季から運用されている薬物使用規定に違反したそうです。
 その違反行為は“毎度おなじみ”の筋肉増強剤の使用ということですが、同選手に科せられた処分を聞いて私は驚きました。なんと、たった10日間の出場停止処分!!! まぁ、なんてかわいらしい罰則なんでしょう!
 どうやら、薬物使用の事実関係が今一つはっきりしていないようですね。また、本人も頑なに“潔白”を主張しているようです。でも、10日間なんてアッいう間です。ちょっとした息抜き程度で、罰則でも何でもない!

 ホント、ステキなところですね、MLBというところは。うらやましいです。っていうか、オ・メ・デ・タ・イ。この程度のことで、薬物排除に取り組む姿勢を世界にアピールしているつもりなのでしょうか?

 ところで、“大リーグ第一主義”のNHKは今夜、この事実をちゃんと日本国民に伝えるでしょうか? 受信料納めてませんが、今夜はNHKにチャンネルをあわせてみようと思います。(つづく)

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あとがき@ランダム[10]

2005年07月27日 | あとがき@ランダム
[10]

  あなたは野球に何か恨みでもあるのですか? 苦い思い出でもあるのでしょうか?──

 こんなご質問を頂戴しました。お答えいたします。

 私は昭和42年生まれですから、子どものころは当然野球をやりました。私はとても運動能力の高い子どもでしたので、そこそこ上手だったと思いますし、また、そこそこ楽しんでいたのだろうと思います。
 でも、それはせいぜい小学校中学年ぐらいまででしたね。
 本文で述べたとおりです。このボールゲームのあまりの散漫さに、私は嫌気がさしました。パジャマみたいなユニフォームを着て、たまにしか動かないなんて退屈ですし、効率悪いし、またエライ不自由な競技だし、世界性もほとんどないし……。そして何より、(小さな声で)カッコ悪い。
 私はサッカー、テニス方面へ向かいました。半袖半ズボンで軽快に、元気に駆け回るのが大好きな男の子だったのです(齢38のいまでもそう。20代の若者たちと一緒にフットサルやってます)。
 で、このころから「この国の男はちょっと“へなちょこ”では?」「ハードなスポーツを遠ざけてるな」などと、なんとな~く感じ始めていました。
 ですから、恨みがあるとすれば、それは日本人男性の多数派、つまりキツイ競技をあからさまに避け、野球・ゴルフあたりで安住しているような“へなちょこ系男性群”に対してですね。彼らはこの国では常に多数派で、“へなちょこ”のくせにいつも傲岸に振る舞ってますからね。

 ついこの間、いかにも鈍臭そうな若者にこんな質問をされました。私は中島というのですが、「中島さんは阪神ですか?」と。私は阪急沿線の住人なので「いや、阪急、阪急」と答えました。すると、そのドンクサ系の若者は冷笑するのです。いかにも「野球の話に決まってるでしょ!?」「阪神タイガースのことに決まってるでしょ!?」と言わんばかりに。
 まあ、関西というところはちょっと(かなり?)遅れてますね。でも、この傲慢さです、虫酸が走るのは。「当然野球!」と思い込んでいる。そして、“ちがい”や“異質”というものをまったく理解しようとしないのですね、彼らは。別に構わないじゃないですか、野球嫌いの人がいたって。ブラジルやイタリアにだってサッカー嫌いの人はたくさんいますよ。
 そういえば、数多く寄せられたコメントのなかに、私を「井の中の蛙」と酷評した方がいらっしゃいましたが、それはまったくの逆ですね。小声で云いますけど、野球の人たちこそが「井の中の蛙」、いやいや「ドームのなかの蛙」なのですよ、いろんな面で。

 最後に余計な情報を一つ。私の高校には硬式野球部なんかありませんでした(いまもありません。自慢です)。とても洗練された都立の名門校なので、サッカー部とラグビー部がグラウンドを占領し、その隅で軟式野球部がパジャマ姿でションボリしている。そんな感じの学校でした。この国もそんなふうになればいいですね。(つづく)

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あとがき@ランダム[9]

2005年07月22日 | あとがき@ランダム
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  ナベツネ氏 再登場で ネタが増え

 今朝の毎日新聞にこんな川柳が載っていました。まさにこれですね、私が嘆いているのは。この不真面目さ、この無邪気さはいったい何?

 ナベ某という、著しく品格を欠いた強欲メディアの長をおもしろがって、みんなでマゾキスティックに大喜び。つまり、この国の野球はいまだこのレベル、ということです。その無邪気な低空飛行はいったい何なのか? そして、それはいつまでつづくのでしょう?
 日本野球界の住人は、現役選手やOB、野球に好意的な評論家や末端のファンなど全部ひっくるめて、自分たちが愛する競技を純粋なスポーツ文化として昇華させようという意志がまったくないのです。
 私は散々云いました。野球界には真の幸福をつかみ取ろうという意志がないと。それはまさにこのことなのです。ひょっとしたら国際オリンピック委員会の方々も、このあたりのことを十分承知のうえでオリンピックから野球を除外したのかもしれません。
 少々奇妙な云い方をしますよ。

  「白痴の泥濘を彷徨う卑俗な人々」

 これがこの国の平均的野球人間の実像ではないでしょうか? だからいま、野球は多くの人々に疎まれはじめ、そして私は魂を込めてベースボールをこき下ろすのです。(つづく)

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あとがき@ランダム[8]

2005年07月15日 | あとがき@ランダム
[8]

 ここのところアクセス数急増で少々戸惑っておりますが、ここで一発、要点を整理してみたいと思います。

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〈それでは『ベースボール不要論ダイジェスト』です〉

 私は『ベースボール不要論』を書きました。が、この「不要」という表現はあくまで誇張であることを、まずは知っていただきたい。
 私は、この国の「野球濃度」を“適性”にまで下げ、真に豊かな、バランスの良いスポーツ国家になりましょう、という提言をいたしました。
 野球にいつまでも中心にいられたら、この国は貧しいまま。もっとも、「貧しさは甘く切ない」という考えもなかなか面白いですが、私はそんなのイヤです。真性の豊かさを享受したい。

 以下に、その理由をまとめます。

① わが国がこれほどまでの野球大国になった経緯があまりよろしくない。いや、ちょっと情けない。いやいや、よ~く考えたら嘲笑ものだ、という点。

 日本人男性という生き物は概して“へなちょこ”で、激しく、運動量の多いスポーツをあからさまに避け、楽なほう、楽なほう(つまり、野球・ゴルフ方面)へと流れていく傾向が非常に強い! つまり、走り回ったり、飛んだり、激しくぶつかったりする活発な競技を好まない“へなちょこ男”が、この国にはあまりにも多いのではないか?(むろん例外あり。また、サッカーは最近になってようやく始まったもの、と解します)
 だから、みなが運動量の少ない平穏なボールゲーム=野球に群がり、わが国を途方もない野球大国にしてしまった。ああ、情けない、その1。
 「男子の気概」云々の話です。突然思い出しましたが、以前、木村尚三郎さん(東大名誉教授? 間違っていたらごめんなさい)も、このようなことをおっしゃっていました。「この国の男は楽なスポーツばかりやりやがって」みたいなことです。

 次。わが国はアメリカ合衆国に付き従い過ぎである、というポイント。本文にも書きましたが、アヒルのインプリンティング(刷り込み)のごとく、わが国はUSAにベッタリし過ぎなのです。米国に付き従い、これまた「楽をしよう」という態度が見え見えで、自律自尊の意識がきわめて希薄な国。ああ、情けない、その2。

 そして、わが国の“商売っ気丸出し&機能不全&体たらく”の大手マスメディアです。
 彼らはこぞって、おのれのちっぽけな利益のために野球を利用しました(その意味において野球は“被害者”なのですが)。
 その結果、日本国土に“野球の大洪水”をもたらしてしまいました。そして、その不幸な状況がいまだにつづいていて、彼らにはその後始末をする意志がまったくない、ということ。
 大手マスメディアの体たらくは、厳密に云えば彼ら自身の責任ではありませんね。それを許している無邪気なニッポン国民全体の責任です。これまた、ああ、情けない。ため息その3。 

 その他、日本人はルールが大好きで自由が苦手、だから野球、というのも書きました。

② 野球界の繁栄の仕方は間違っている。日本スポーツ界の健全な発展にとって、もはや邪魔な存在。

 いまだに「大メディア主導の親方大企業リーグ」から抜け出せない日本プロ野球。そして、これまた大メディア様ゴリ押しの、「汗と涙と感動」のアナクロ高校野球。アンチドーピングへの取り組みが不十分な米メジャーリーグも含めましょうか。野球の世界はもはや、末端のファンも含めて“正しくない存在”。もうそろそろそう断言してもいいのでは、ということです。
 野球界はスポーツ文化(かけがえのない“文化”ですよ)の健全な発展に対し、きわめて不真面目なのです。そして、質より量、ボリューム、スケールを好み、真の幸せをつかみ取ろうという意志がない。
 このような野球界の姿勢(一般の野球ファンのそれも含む)は改まればいいのだけれど、おそらく改まらない。到底無理。だから「もう邪魔だ。どっか行ってくれ!」というふうになるわけです。

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 以上、あっさり、こんな感じです。
 ニッポン国民一人一人(期待したいのは若者と女性。お年寄りはもう無理でしょう)がマスメディアの喧噪からしばし離れ、賢くなる。もうそれしかないと思います。そして、賢くなった人から順番にベースボールに唾を吐きかけ、背を向ける。そうすることによってはじめて、野球界は動き出すのではないでしょうか? 正しく、身の丈にあった真の繁栄に向けて。

  ん? おまえは結局、野球が好きなのか?──

 いいえ、嫌いですよ。大嫌い。でも、野球界が正しく繁栄するのであれば私は何も云いませんし、またネット上での血気盛んな口角泡の飛ばし合いもなくなるでしょうね。ぜひとも、スッキリしたいものですよ。(つづく? わかんない)

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