勤務していた滋賀県野洲市の介護施設に入所する高齢者2人を殴って大けがをさせたとして、傷害罪に問われた介護施設職員の男(30)=大阪府枚方市=の判決公判が14日、大津地裁であり、畑口泰成裁判長は懲役3年(求刑懲役4年)を言い渡した。
公判で被告は無罪を主張し、弁護側は被害者の転倒や被告以外の職員らによる暴力の可能性があると訴えていた。畑口裁判長は判決理由で、医師の鑑定からけがは加害行為の結果と判断し、ほかの職員の供述や施設の構造から犯行が可能だったのは被告しかいないと結論づけた。
その上で、「卑劣というしかない。被害者らは平穏な余生を送りたいと願っていたであろうにもかかわらず、介護職員として信頼していた被告の犯行で肉体的苦痛を強いられた」と非難した。
判決によると、被告は2022年11月30日~23年5月19日、勤務していた野洲市の介護施設で当時80代と90代の男女2人に暴行を加え、重傷を負わせた。