『ベースボール不要論』

[副題]~大マスゴミと野球(よきょう)/現代日本の致命傷~
[副々題]~がんばれ日本! なくなれ読売!!~

最終章 さようなら、ベースボール!!![4]

2005年06月18日 | 最終章
[4]

 日本国内では少なくとも、野球を「マイナー」に追い込んでいかなければならないでしょう。野球こそを「一部の人たちのマイナー競技」に!
 私たちは決してUSAではありません。「黄色いUSA」なんて真っ平ゴメンです。
 現在の「野球濃度50%」をせめて「15%」ぐらいに早急にもっていきたい。そして、この国の野球人気を5番手、いや6番手くらいにまでもっていき、他競技にもっとお金が回るようにする。
 陸上やスピードスケートなどで世界の頂点をも窺おうという選手たちが一体どのような境遇にあるか、みなさんはご存じですか?(身銭を切っている方も多くいらっしゃいます)
 
 そして、何と言っても、未来を担う子どもたちですね。とりわけ運動能力の高い子どもたちには、できるだけ野球をやらせないことです。もったいないから。
 こんな不活発で、不自由なアメリカンボールゲームを見せないこと、やらせないこと! もっと体を激しく動かす、元気で躍動感あふれる活発な競技を、そして世界の人々と通じ合えるスポーツを、大人たちが勧めなくてはならないでしょう。
 松井さんやイチローさんのようなUSA限定の「友好親善大使」「ゴマすり要員」を、もうこれ以上増やしたってしょうがないのです!!!

 そして最後に、アメリカ合衆国から距離を置く、ということですね。
 「傲慢&肥満帝国USA」にベッタリするのはやめて、わが国は「真性の」独立国家にならなければなりません。ベースボールで大喜びすればするほど、「ハッハァ~ン、日本はUSAの手下だな」などと世界中の人々に思われてしまいます(もうすでに思われているのですが)。
 イメージというのはとても大切で、いまの日本は「私たちはUSAの植民地でぇ~す」と自ら宣伝している状態。ベースボールを振り払い、USAの傘の下で縮こまっているイメージを少しでも払拭したいものです。
 私は決して「米国との関係を断て!」と言っているのではありませんよ。それはできない相談でしょう。USAとは「必要最低限」「ほどほど」にしましょう、と言っているのです。
 対米協調よりも国際協調、対米追随ではなく自律自尊です。そうなれば、おのずと真の仲間、真の友好国もできてくると思いますし、また、さすがの「傲慢帝国USA」も、われを省みるようになるのではないでしょうか? 「おいおい、日本がベースボールをやらなくなったぞ。日本が離れてくぞ」って。

 さあ、みなさん、「日本」という名の船から野球を振り落としていきましょう。「野球が好き」ということが、もはやカッコ悪いのです。ダサイのです。
 パジャマみたいな服を着てほとんどジーッとしている、この散漫きわまりないアメリカンボールゲームを、いつまでも人気No.1の座にとどめているからこの国は不幸なのです。バカなのです。マヌケなのです。USAなのです!!!
 ベースボールはもう不要! 野球なんかする必要、まったくなし! 「野球抜き」でおおいにスポーツを楽しみましょう。もっと体を激しく動かしましょう。走り回りましょう。そして、普通の独立国になりましょう。それでは、さようなら。(おしまい)

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最終章 さようなら、ベースボール!!![3]

2005年06月16日 | 最終章
[3]

 この国に一日も早く、純粋で、活力あふれる、いたってノーマルな「スポーツ文化」を根づかせなければなりません。でないと、世界の人々からも相手にしてもらえなくなります。
 「スポーツ文化」を“正しく”根づかせる夢を叶えようと思ったら、いまの時点では、日本プロ野球(何度も言いますが、「プロ野球」とは名ばかりの企業野球、蔑称「プロ余興」)、「傲慢&肥満帝国USA」の“薬漬け”MLB、大新聞社様ゴリ押しの“アナクロ”高校野球などなど、野球をすべて私たちの視野の外へと追いやるしかありません。野球なんかでいつまでも大喜びしているからダメなのです、この国は。
 わが国のスポーツ新聞は単なる「与太オヤジお慰め新聞」に過ぎないのですが、これもまた、日本スポーツ界の中心に野球がドシリと居座りつづけているからにほかなりません。

 野球を見捨てる。削除する。排斥する。じつに簡単だと思います。実際、野球のない国(あったとしても社会の隅でひっそりと存在しているような国)のほうがこの地球上には圧倒的に多いですし、またそんな国のほうが概して幸せそうだし、楽しそう。
 でも実際、この国からベースボールが消えるとは考えられません。野球はこの国の人々にうってつけのボールゲームです。
 あまり動かなくてよくて、ルールブックが分厚くて、そして、とってもアメリカン!!! ホント、お似合いです。ピッタンコです。この国には「精神的肉体的へなちょこ」どもがうじゃうじゃ溢れかえっているわけですから、この運動量の少ないアメリカンボールゲームを今後も過大評価しつづけるでしょう。ひょっとしたら私の物言いに反発した勢力が、ますます野球を盛り上げてしまうかもしれません。
 でも、ホントのホントにどうなんでしょう? ベースボールなんかやって、いったい何になるのでしょう? たいして体を鍛えたことにもなりませんし、時間の無駄遣いだし、世界性はないし、デブだし……、そして何より、アメリカ合衆国におだてられるのが関の山だということです。
 国際社会のヤクザたる「傲慢&肥満大国USA」に、「日本のベースボールもなかなか進歩してるじゃないか、ん?」などとおだてられて、はい、おしまい。もう苦笑いしか出てきません。
 このままではUSAとの親密度ばかりが増すだけで、世界とは全然仲良くなれませんよ。日本はいつまでたっても国際社会の「正会員」にはなれません。

 「私、野球なしでは生きていけません!」──。 そんな方々はUSAに移り住めばいいのです。あこがれのUSAに。インディアンたちから強奪したあの広大な土地には、まだ2億8千万くらいしか人が住んでいません。まだまだ空き地だらけ。
 最近、「薬漬けMLB」で活躍する日本人選手を応援するためのパックツアーみたいなものがありますが、それに参加した人たちはそのまま米国に住みつけばいいのです。片道切符! 帰ってこない!
 「センキュー、センキュー」などとナイスな発音でグリーンカードでも取得して、そのまま「肥満大国」に同化すればいいのです。金髪にして(もうすでにそんな方も多いようですが)、美容整形もして、女性だったら豊胸手術も施せば、きっと喜んで受け入れてもらえるのではないでしょうか?(つづく)

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最終章 さようなら、ベースボール!!![2]

2005年06月14日 | 最終章
[2]

〈さようなら、ベースボール!!!〉

 さて、私たち現代日本人はいま「癒しの時代」などと、ずいぶんとおバカさんな世の中に生きています。小泉純一郎という「極薄105円(税込)宰相」も総理大臣の椅子に、なんと4年も座りつづけています! ホント、「軽々薄々」な世の中です。「重々厚々」の人々はもう窒息死寸前です。
 ところで、2、3年ほど前、SMAPとやらいう薄っぺらな団体さんの「オンリ~ィワァ~ン」とかいう歌が大ヒットしましたね。「オンリーワン」──。そんなことを言ったら、何だって、だれだってオンリーワンです。
 じつはこの歌、気づいている方も多いと私は信じているのですが、「質、優劣などは一切問いませんよ」という、いわば「逃げ」の歌であります。だから大衆受けしたのです。
 むろん、価値の優劣を問う議論が行き過ぎますと「大変危険なこと」(まあ、ナチスのようなことかな?)になりうるのですが、そういった緊張に富んだ議論から徹底的に逃げ回ってきた、戦後の“へなちょこニッポン社会”を総括する、とてもわかりやすい大ヒット曲だと思います。

 このヒット曲と同じように、「野球も、サッカーも、その他のスポーツも、分け隔てなく楽しめばいいんじゃないの?」というのが、おそらく現代日本社会における平均的で、お気軽で、イージーな見方でしょう。優劣を論ずるなどナンセンスだと。
 でも、私はそうは思いません。そう思わないから書いたのです。価値の優劣をきっちりと見極めたうえで、ベースボールという競技そのもの、そして野球の人々が作り上げている社会は明らかに「劣」だ、と私は主張しているのです。
 そして、その劣っている勢力が、近年多少の衰えを見せているとはいえ、まだまだ多数派をなしてこの国の大衆社会のど真ん中でデカイ態度をとっているから「このままではマズイ!」と思い、痛烈なる批判をさせていただきました。世界を知っている者、あるいは知ろうと努力している者、そしてスポーツを心の底から愛する者にとって、ベースボールはもはや目ざわりな存在なのです!(つづく)

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最終章 さようなら、ベースボール!!![1]

2005年06月12日 | 最終章
[1]

〈プロ野球中継の“せい”で〉


  プロ野球中継が延びましたので、番組を30分繰り下げてお送りします──。

 私たち現代日本人にとって、たいへん馴染みのある文言です。テレビのプロ野球中継が延長されたおかげで、その後のテレビ番組、ドラマや映画、報道番組などの放送時間が後ろへ後ろへとズレていくわけです。
 私は関西の住人でして、神戸にはサンテレビというテレビ局があるのですが、この局がスゴイんです。阪神タイガースの試合を必ず試合終了まで中継するのですが、試合が終了してもなかなか終わらず、試合後の「余韻」までたっぷりと中継するのです。
 だから「30分」どころではなく、「1時間45分繰り下げて……」なんていう、とんでもないことがしばしば起きます。でもまあ、この無邪気なテレビ局で見たい番組はまったくないので別に構いません。どうぞその調子でつづけてくださいませ、サンテレビさん。

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 さて、先日のことです。電車のなかで男子高校生がこんなことを言っていました。

  「野球中継ってウザクなぁ~い?」

 私は久々に感激しました。“感涙”であります。まったくそのとおり! ホント、ウザッタイと思いますね、野球の生中継ってのは。
 後の番組の放送時間に影響を及ぼすわけだから、キビキビと動いているのかと思えば全然そうではない。チンタラやっている(まあ、そもそもそういう競技だから仕方ないんだけど)。だからウザイのです。その男子高校生の真意はきっとそんなところでしょう。その調子、その調子。若者のあいだでは着実に「野球離れ」が進んでいるようですね。
 で、近ごろ、「野球の生中継、何とかならない?」などと憤激なさっている方々が、若者や女性たちを中心にじんわりと増加しているように感じます。
 前述しましたが、野球の試合はそのほとんどが「休憩時間」です。ですから、動いているところだけを編集して放送すれば「30分番組」になる。そう、『サザエさん』といっしょ。
 そんな散漫で悠長なボールゲームの生中継に対し、「ウザッタイ!」「もういい加減にしてくれ!」などと怒り心頭の方々、私はとても正しいと思います。どうか遠慮などせずに、どんどん声を上げていこうではないですか! テレビ局にクレームの電話なり、手紙なりをガンガン送っていきましょうよ。きっと変わっていくと思いますよ。(つづく)

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