[2]
はい、野球です。このあってはならないこと、つまりジャーナリズムが思いっきり「内部者」になってしまっていて、しかも、もうどうしようもないほどに凝り固まっているのが、この国の野球界でしょう。
プロ野球・読売巨人軍の『読売新聞』、そして『読売』の大きな陰にひっそり隠れてウマイことやっている名古屋の『中日新聞』。そして、無邪気な高校球児たちに奇妙な教育を施す高校野球は、『朝日新聞』と『毎日新聞』が主催者。『毎日』は社会人野球もやっているようですね。
また最近では、『TBS』や『フジテレビ』までもが、どこかの球団の筆頭株主になっているよう。なかでも、「球界の盟主」などと揶揄される(「揶揄」ですよね?)『読売』に至っては、もう特筆するまでもないのですが、日本プロ野球界を長きに渡って牛耳り、おのれの勢力拡大のため私物化してきました。もう最悪ですね。
× × × × ×
日本の大手マスメディアはジャーナリズムの機能を全然果たしてくれません。また、その気もまったくないようです。わが国の主要メディアはもはやジャーナリズムでも何でもなく、単なる「情報屋さん」に堕していると断言できましょう。
「野球は激しく動かなくていいから日本人にピッタリだ。だから野球を利用して勢力拡大をはかろう!」などと彼らが思ったかどうか、そんな大昔のことは知りません。が、「第四の権力」たる(わが国の場合は「第一」のような気もしますが)大手マスメディアの的外れな振る舞いが、無邪気な大衆を巻き込み、この国をとてつもない「野球やりすぎ国家」にしたのは紛れもない事実でしょう。
そしていま、「今年はプロ野球改革元年です!」などと騒ぎ立てているのも彼らです。ナイーヴな人々は素直に喜んでいるようですが、じつは日本野球界の根本的な部分にはまったく変化がありません。このままでは日本の野球界に真の幸福は訪れないのですが、すべては彼ら、この国の大手マスメディアのせいだと断言できます。
野球を愛するみなさま、もはや彼らにレッドカードを突き付けるしかないのですが、できますか?(つづく)
× × × × ×
はい、野球です。このあってはならないこと、つまりジャーナリズムが思いっきり「内部者」になってしまっていて、しかも、もうどうしようもないほどに凝り固まっているのが、この国の野球界でしょう。
プロ野球・読売巨人軍の『読売新聞』、そして『読売』の大きな陰にひっそり隠れてウマイことやっている名古屋の『中日新聞』。そして、無邪気な高校球児たちに奇妙な教育を施す高校野球は、『朝日新聞』と『毎日新聞』が主催者。『毎日』は社会人野球もやっているようですね。
また最近では、『TBS』や『フジテレビ』までもが、どこかの球団の筆頭株主になっているよう。なかでも、「球界の盟主」などと揶揄される(「揶揄」ですよね?)『読売』に至っては、もう特筆するまでもないのですが、日本プロ野球界を長きに渡って牛耳り、おのれの勢力拡大のため私物化してきました。もう最悪ですね。
× × × × ×
日本の大手マスメディアはジャーナリズムの機能を全然果たしてくれません。また、その気もまったくないようです。わが国の主要メディアはもはやジャーナリズムでも何でもなく、単なる「情報屋さん」に堕していると断言できましょう。
「野球は激しく動かなくていいから日本人にピッタリだ。だから野球を利用して勢力拡大をはかろう!」などと彼らが思ったかどうか、そんな大昔のことは知りません。が、「第四の権力」たる(わが国の場合は「第一」のような気もしますが)大手マスメディアの的外れな振る舞いが、無邪気な大衆を巻き込み、この国をとてつもない「野球やりすぎ国家」にしたのは紛れもない事実でしょう。
そしていま、「今年はプロ野球改革元年です!」などと騒ぎ立てているのも彼らです。ナイーヴな人々は素直に喜んでいるようですが、じつは日本野球界の根本的な部分にはまったく変化がありません。このままでは日本の野球界に真の幸福は訪れないのですが、すべては彼ら、この国の大手マスメディアのせいだと断言できます。
野球を愛するみなさま、もはや彼らにレッドカードを突き付けるしかないのですが、できますか?(つづく)
× × × × ×