米有名大が採用凍結、ジョンズ・ホプキンスは2000人削減
【ニューヨーク=西邨紘子】米国のトップ大学が採用凍結などの支出削減を進めている。ハーバード大は教職員の新規採用を中止し、ペンシルベニア大は大学院生の受け入れ枠を縮小した。ジョンズ・ホプキンス大は公衆衛生援助を縮小し、関連職員2000人を削減すると発表した。政府支援削減の影響が大学経営に広く影響を与えている。
ハーバード大は10日、アラン・ガーバー学長が教職員やスタッフに宛てたメールで新規採用の凍...
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(更新)- 植木安弘上智大学特任教授ひとこと解説
「THE世界大学ランキング2025」では、トップ10校のうち米国の名門大学が7つを占めた。これらトップの大学への連邦政府助成金の大幅な削減は、当然研究力の低下に繋がる。研究力の低下は、米国の影響力の低下に繋がり、逆に中国やインドなどグローバルサウスの影響力の増加を招く。米国がハードパワーで影響力を回復しようとしているが、研究力の低下はハードパワーでの比較的優位を損ない、さらにソフトパワーでの影響力も失いかねない。ブレインドレインが米国から起きつつあることに拍車をかけることになる。
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(更新) - 小島武仁東京大学 マーケットデザインセンター所長ひとこと解説
日本の大学にいる身からすると大きな資金で先進的な研究をするアメリカの主要大は羨ましく思いますが、今回の出来事を見るに、案外脆いのかもしれません。 仲田先生が書いているように、ある意味アメリカ外の大学にとっては優秀な研究者を獲得するチャンスであり、我々も頑張りどころです。ただし研究の世界は大学同士や国同士の競争(のようなくだらないこと)のためにやっているのでは全くありません(これも仲田先生のコメントからも読み取れるかと思います)。世界中の科学者や政策関係者、そして納税者など世界中の多くの人々が血を吐く思いで作り上げてきた研究の仕組みをノリで破壊するトランプ政権の愚行に対して強く憤りを感じます。
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(更新) - 仲田泰祐東京大学大学院経済学研究科 准教授分析・考察
米国の魅力の一つは、大学の圧倒的な研究力です。米国の研究の世界で育った自分にとって、その魅力が弱くなってしまうのであればそれは非常に残念です。 その一方で、米国以外の大学にとっては相対的に研究力強化を図るチャンスかもしれません。日本の大学に所属する研究者としては、こういった流れが続くことで、今後はより優秀な海外研究者を採用しやすくなるかが気になります。
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2025年1月20日(現地時間)にドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任。政権の行方など最新ニュースや解説を掲載します。