ネット上で構築する人間関係への苦手意識と違和感
インターネット上での他者との交流が、昔からどうも苦手だ。2000年代中盤からずっとインターネットに触れてきたのに、一向に苦手意識が拭えなくて自分に対していつも疑問を抱いていた。ネットコミュ障とでも言うべきか。
前提として、フォロワーさんとの交流はもういらない、なんてことを言いたいつもりではないのでご容赦いただきたい。
Twitterが無かった頃の交流といえば、主に自分の好きなコンテンツを紹介しているブログにコメントを残すくらいだったのだが、どうも自分の発言の温度感みたいなものが伝わらず、一方で相手のテンションも自分とは何か違う感じがして違和感があった。
そもそも当時自分は小学生で、相手は若くても高校生でほとんどは大人だったから、テンションが合わないのは当然だ。それでも自分なりに相手へのリスペクトを忘れず、丁寧にコメントしていたつもりだったのだが、うまく伝わってない感があった。内容も他者を否定するものではなく、「かっこいいですね」「センスありますね」みたいな、基本的にプラスのことしか言わなかった。
自分と同じような年齢だが、ネット上でのコミュニケーションがうまい人もいて、なんでこの人はこんなに他者と仲良くなれるんだろう?と疑問だった。
Twitterが流行り出した頃、自分もアカウントを作って、自分と好みが合いそうな人をフォローしていたが、そこでも親密になった人はいなかった。それどころか、「お前誰だよ?」とフォロワーに言われてしまい、嫌気がさし、アカウントを削除してしまった。結構これがトラウマで、しかも思春期に突入した頃だったので、他者の目や人間関係を過剰に気にするようになった。
今のアカウントは、もう開設して10年も経過してしまったが、元々は懸賞用に作ったものだったし、そこから自分の好きなミュージシャンやコンテンツの情報収集のために利用していた。そこから徐々に趣味が合いそうな人もフォローしていった。
このとき自分に課していたルールは、
「周囲の友人(学校とかのリアルな友人)をまず大切にする」
「ネットで気が合う人に出会えればラッキーくらいに思え」
「ネット上での友達を増やそうという意識をやめよう」
この3つだった。
今もこの考えは自分に課している。フォロワーと別に親密になる必要なんてなくて、暴言を吐いたりトラブルを起こさなければ問題はなく、認知されなくてもいい、ひとりぼっちでも別にいいや、という感じで運用しているので、そこまでストレスには感じていない。
もしかしたら、昔の自分は、子供の頃からネットに触れてたのだから、ネット上でのコミュニケーションもうまくないといけない、と思っていたのかもしれない。でも、今はネット上で無理に他者と繋がって仲良くならなくてもいいんじゃないかと思っている。
自分の好きな芸人のラジオで、女性のファンが「男性ファンに友達になりましょうといきなり話しかけられて嫌だった」という投稿をしていた。別の芸人界隈では、男性ファンが「女性ファンが多いからチャンスあるんじゃね?」という投稿をし、軽く炎上していた。
この話を聞いてから、共通の話題がありそうな人を自分から進んでフォローすることはあまりしていない。みんながみんなSNSで友達になりたいなんて思ってないのだ。フォローするとしても、こちらからの一方的なもので構わなくて、とにかく投稿が興味深いから、追いかけるためにフォローしている。
そもそも前提として、女性フォロワーとチャンスがあるなんて思ってはいない。たまに、共通の趣味があって結婚しました、みたいな話も聞くけど、それって稀だし、「そもそも同じ会社の人という同一コミュニティでたまたま趣味が同じだった」というパターンもある。
ネットを通じた自動車の集まりもちょくちょく通っていたが、やはり苦手意識が拭えず、もうしばらくはいいかな、という気持ちがある。他の人同士の関係性が既にできている場合もあるので、その輪に無理に加わって誰かと仲良くなる必要なんてない。ただ珍しい車を見に行くくらいの気持ちで、軽く偵察に行くノリなら自分も無理しなくていいと思う。
ヲタク友達とあまりに仲良くなると、ヲタクと会うことが目的化して、好きなコンテンツは二の次、となることも恐れていて、そういう友人はあまり作っていない。会場で会いませんか?的なこともごく稀にしかやってないし、他人から誘われたら行くパターンだ。
もう自分から無理にネット上での交流を増やさなくてもいいのかもしれない。正直、昨今のSNS上で漂う攻撃性みたいなものに疲れた。相手との距離感も測れない無礼な人間も多い。そう考えると、自分はずっとネット上での交流に苦手意識を抱いていたけど、今はそれでよかったんじゃないかなと思う。むしろ苦手意識があるから、相手との距離感を重んじて、一歩引いた場所からSNSに触れているから、トラブルに巻き込まれずに済んでいるのかもしれない。
自分の無理のない範囲で、ネット上での人間関係を構築することをあなたにもオススメします。


コメント