広島市南区 クレーン車が倒れる 電柱が倒れ住宅に接触

12日午後、広島市南区の比治山公園の敷地内で伐採作業をしていたクレーン車が倒れる事故がありました。
その際、巻き込んだ電線に引っ張られて倒れた電柱が近くの住宅に接触するなどしましたが、けが人はいませんでした。

12日午後2時半ごろ、広島市南区の比治山公園の広場で「クレーン車が倒れた」などと警察や消防に通報がありました。
警察によりますとクレーン車は伐採作業中に電線を巻き込んで転倒して引っ張られた電柱2本が倒れ、このうち1本の電柱が近くの住宅の屋根に接触したほか、クレーンの部品が近くにあった乗用車に当たるなどしたということです。
警察によりますとクレーン車を運転していた29歳の男性や住宅の住人などにけがはないということです。
近くに住む70代の女性は「朝から伐採する音がしていましたが、突然、すごい地響きがして家が潰れたかと思い外に飛び出しました。電線がぶら下がっていて、怖かったです」と話していました。
事故当時、クレーン車はアームをおよそ70メートルほど伸ばしていたということで、警察はクレーン車が木の重さに耐えきれず、バランスを崩して倒れた可能性があると見て、詳しい状況を調べています。
中国電力ネットワークによりますと、この事故で複数の電柱が倒れて電線が切れ、一時、周辺のおよそ240戸が停電となっていましたが、切れた電線の撤去が終わったため午後5時半現在、停電はおよそ10戸に減ったということです。
広島市によりますとこの伐採作業は広島市が発注したもので近隣の住民から「公園の木が伸びて葉が住宅地に落ちてくるので伐採してほしい」という要望を受けて行っていたということです。
12日の工事ではクレーンで木の上部をつりながらチェーンソーで木を切断していたということですが、広島市は木が想定以上に重かったため、切断した瞬間にクレーン車が倒れてしまったのではないかとしています。
クレーン車の撤去作業は12日夜、行われる見通しだということです。

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